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空想の繪本

Mitsumasa Anno

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062663656
ISBN 10 : 4062663651
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1999
Japan

Customer Reviews

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大人のための絵本です。安野さんの現実には...

投稿日:2021/07/18 (日)

大人のための絵本です。安野さんの現実にはありえない絵を絵解きしてくれます。じっくり読めます。版がもっと大きければなおよかった。

hama さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    数学的な想像力と詩的な想像力と図像的な想像力のすべてが動員され、しかもそこに絵画的な表現力があってはじめて可能なのが安野光雅の世界だ。わずかに59ページなのだが、ここにはこれまでに安野が試みてきた様々な絵とその技法がある。旅の絵本シリーズの馬に乗った彼にも、「ふしぎなえ」にも、ここで再び会える。また、「ガスタンクほども大きいコーヒーカップがあったら」といった空想から生まれたのが『おおきなもののすきなおうさま』だとかいうように、エッセイでは秘密の一端を開示してくれる。読んでも、眺めていても実に楽しい本だ。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房

    だまし絵、あり得ない風景、名画のパロディ……安野光雄氏によるとキーワードは『ねじれ』だという。作者は「今の時代はねじれを持った世界だ」と指摘する。身近な例では、携帯電話の普及により、会話に関しては遠く離れた二人の距離は消滅する。インターネットもしかり。M・C・エッシャーのスタイルの本質「位置関係だけを問題にし、距離と時間は無視する」世界が現実になっているのだ。……なんか理屈っぽいレビューになっちゃったけど、安野氏の絵画は緻密な理論と方法論で展開されているらしい。でも、産み出された作品は不思議で楽しい。

  • KAZOO

    読メのお気に入りさんの感想を読んで手に取ってみました。安野さんは比較的好きでかなり読んでいて、この本の中にもいくつか見たようなトリック図があったりで楽しめました。ちょうど本の大きさもよくて、エッシャーのだまし絵に似たものや、様々なトリックアートで時たま眺めているだけでも楽しそうです。

  • ちはや@灯れ松明の火

    紙の上、画材を媒介とした空想がこの世ならざるかたちを描く。最上階と一階が繋がるねじれた屋敷、どこまで行っても終わらない無限階段、永久に転がり続けるシジフォスの玉。距離と時間をうっちゃらかしたトポロジー。夜の水面に映る真昼の青空、モナリザに重なる悪魔の横顔、聖人の円環を描くコンパス、ピカソくんとてもよくできていますが最後までちゃんとかきましょう。名画模写に+αの遊びゴコロ。屋根から屋根へと跳び渡る鼠小僧に迫る追手、逃げて超逃げて、って天地逆にすればいいんじゃない。時を忘れてこの机上の空想の中にいざ遊ばん。

  • へくとぱすかる

    アンノ的発想がつまった図鑑のような絵本。絵とともに書かれたエッセイが、描いたときの発想源や事情を明かしてくれる。創作の秘密に触れられるという点でも、おもしろさは抜群だった。「算私語録」などに書かれている、数学的というか奇抜な発想は、もちろんここでも存分に発揮されている。幾何学的ではないが、「天女の水浴」という発想はすごいし、実際に視覚化しているのは驚き。

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