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この星は, 私の星じゃない

Mitsu Tanaka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000229661
ISBN 10 : 4000229664
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この星は、私の星じゃない―。1970年代初頭、田中美津の思いに多くの女たちが共感し、日本のウーマンリブが始まった。リブの旗揚げから半世紀を経たいま、その胸中に去来するものは?30年以上にわたって鍼灸師の仕事を続ける傍ら、東日本大震災、永田洋子の死、相次ぐ子どもの虐待などをめぐって折々に紡いできた言葉を、この1冊に編む。

目次 : 1 震災後を生きる(生きてなきゃ、笑えないんです。/ 生き延びていくということ/ いまここの「いのち」を生きる(聞き手 千田有紀))/ 2 いのちを見つめて(猫と暮らす/ 子どもの虐待を生む悲しい不条理―「女の幸せは男しだい」という思い込みの罠/ この子は一目で私がわかったんだよ)/ 3 ここにいる私(“ここに居る女”から/ 女でありすぎた彼女―永田洋子死刑囚の死に/ 女たちよ、笑いと生命力あふれる「ムネハダケ」た存在に/ 「リブ」は何を変えたのか(聞き手 千田有紀))/ 4 女たちとの対話―未来を掴んだ女たち(聞き手 北原みのり、上野千鶴子)/ 5 またいつか、どこかで―往復書簡 人が変わっていくということ(田中美津、伊藤比呂美)

【著者紹介】
田中美津 : 1943年、東京都文京区生まれ。1970年代初頭に始まったウーマンリブを牽引。1975年の国際婦人年世界会議をきっかけにメキシコに渡り、4年半暮らす。帰国後、鍼灸師となり、82年治療院「れらはるせ」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ネギっ子gen

    『とり乱しウーマン・リブ論』の鍼灸師・美津さん。まだ過去の人ではないんだ、と嬉しく読む。装丁が「しみじみといい感じ」で、出版は岩波。目次で、対話者に上野千鶴子、往復書簡の相手が伊藤比呂美と。やるねぇ。何といってもタイトル名が、響いた。そして、この文章――。<私はいったい何者で、どこに行こうとしているのか。「この星は、私の星ではない……」と思うことで、焦燥と混沌の海で溺れそうになっている自分を、私は赦した。そうしないと、私は生きてこれなかった>。この感性に惹かれて、長く著者の本を愛読してきたんだなぁ、と……

  • とよぽん

    田中美津さんの著書は2冊目。この本のタイトルもなかなか刺激的だ。サブタイトルに「A search for a better world.」とある。70年代リブ活動の出発点やベトナムの子供たちの救援活動について、田中さんの考えや行動が語られていた。文章だけでなく、インタビューや対談も濃い。美津さんは自分のぐるりのことから感じたことを、自分の言葉で語っている。辺野古で座り込むツアーを主宰し、ガマに入るたびに「沖縄をこのままにしては死ねない」という思いが強くなると言う。まさに、行動の人だと思った。

  • minazuki

    田中美津さん。生まれた時からいろいろ背負いこんで、「なぜ、私だけが」という思いを「この星は、私の星じゃない」とすることで生きのびてきた。50年近く前ウーマンリブの運動をはじめた。その後もいろいろあって、鍼灸師になり30年以上。/ 上野千鶴子さんとの対談で、リブの運動と歴史を語っている。リブが達成したことはという問いに、「ないんじゃないの。すべては現在進行形だもの」/読みながら当時の熱気を思い出した。ウーマンリブの運動からいろんな事が変わってきた思う。私自身ずいぶん生きやすくなったと思っている。

  • チェアー

    ウーマンリブとフェミニズムの違いもよくわからいわたしが、えらそうに評なんか書いちゃいかんのかもしれないけど。上野千鶴子との対談が面白い。上野が挑発的で、それをのらくらと筆者がかわす。伊藤比呂美との往復書簡も不思議。気があっているのか険悪なのかわからず、話も噛み合ってないし。 女性をめぐる状況はこの数十年、よくなっているのか悪化しているのか、よくわからない。なら、あのウーマンリブは何をもたらしたのだろう。そして、男も女も、好むと好まざるに関わらず、この星の上に立って行きていかねばならない。

  • Ya

    鍼灸で検索した本の中でタイトルが異彩を放っていたので、読んでみた。ウーマンリブの話が主。なーんだと思ったが、著者の境遇が自分と似ているところがあり、生き方のヒント欲しさに読み切った(内容が度々重複するので挫けそうだった)。言葉にするのは難しいが、その境遇が及ぼしたものは、大きなものなんだと認められた。 それとは別にシルクのレギンスを履いてみたり腰を回したりもしてみている…。 対談は、分からないことを放置しない、 適当に流さない人達の会話だなーと。

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