Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• yoshida

  読了日：2017/06/17

  翻訳家の早川さんは田舎暮らしを始める。友人のマユミちゃんと、せっちゃんも早川さんの所に遊びにゆく。自然に触れ、現代の生きにくさへのヒントを得る。組織にいると、自分を軽く扱われたり、自分の存在をバカにされる事がある。そこには悪意の程度の差や、無自覚の場合もある。そこでイライラしたり、腐ってしまうのは誰もが共感できる点だと思う。本作では、そこからの処世術、考え方の切替えを教えてくれる。当たり前だが、他人を自由にする事は出来ない。自分がしなやかに生きるにはどうするか。そんな悩みにひとつの答えを示してくれる作品。

• 風眠

  読了日：2013/09/20

  日常に疲れているとき、ふっと読み返してみると、角度を変えた考え方のヒントがたくさん得られそうな一冊。森の近くに引っ越した早川さんのもとに、都会でOLをしている女友達が遊びに来て、週末を過ごしていく。仕事でイライラしたときとか、森で得た知識や、早川さんの言葉を思い出し、上手に自分の気持ちを調整していくお話。ドラマチックでもなく、特別な何かが待っているでもなく、でも確実に自分の中の何かが変わっていけそうな前向きさを、淡々とした雰囲気で描いているところがよい。

• masa@レビューお休み中

  読了日：2017/03/09

  読友さんのオススメを教えてもらって読んでみました。あぁ、みんなが好きなのわかるなぁ。ちょっとクサクサしてたり、モヤモヤしてるときに読むと気持ちがスッキリしますね。森の近くの田舎に引っ越した早川さんと、都会に住む友人ふたりのお話。山菜採ったり、カヤックに乗ったり、森林浴をしたり…。今までと違う環境に身を置くと、見える視点が広がるのかもしれないですね。早川さんのように、余裕をもって、柔軟に生きていきたいって思ってしまいました。他の益田作品も読んでみようっと。

• mariya926

  読了日：2018/12/15

  『きみの隣で』がすごく良かったので、その前編であるこの本をやっと借りれました。早川さんは急に田舎で暮らすことにします。週末には友人二人が交互にお土産を携えてやってきます。友達を大切にすることが、自分の負担になるような｢大切｣はちょっとウソと言えるのは羨ましいです。私はいつも無理してでも合わせてしまい疲れてしまうので(^_^;少しずつそうなりたいです。森での生活で新しい発見をし、都会での仕事での人間関係で、早川さんの言葉を思い出してしなやかに変わっていく2人の姿がよかったです。

• おくちゃん👶柳緑花紅

  読了日：2016/11/20

  益田ミリさんの作品の中で一番好きかも。私も週末お土産を持って早川さんのところへ行きたいなぁ。何気ない会話が後になって心にストンと落ちていく。「来年会おうね」来年の約束、自分が来年も元気でいるって思えてる今って、心の種がパンってはじけたみたいで、未来に種をまいたみたいな、いいね！これも森の中での会話。知らない世界がいっぱいあるんだってことをわかるために大人になった気がするよ。仲良しの三人で過ごす新年会。職場の人間関係、悪口大会で盛り上がり心が晴れていく。「なんかいいお正月だね」に、私の心もほぐれていく。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します