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黄色い家 上 中公文庫

Mieko Kawakami

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122077188
ISBN 10 : 4122077184
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

人はなぜ、金に狂い、罪を犯すのか――。
ニュース記事で知人女性による監禁・傷害事件を知った花。
彼女たちと疑似家族のように暮らした20年前の記憶が甦る。

本屋大賞ノミネート。
読売文学賞受賞作。


【著者紹介】
川上未映子 : 大阪府生まれ。2008年、『乳と卵』で芥川龍之介賞、09年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で中原中也賞、10年、『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞および紫式部文学賞、13年、詩集『水瓶』で高見順賞、同年、『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞、16年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞、19年、『夏物語』で毎日出版文化賞、24年、『黄色い家』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Shun

    近年海外で注目度が上がってきている日本の女性作家ですが、川上未映子さんの作品もその中の一つ。私は本作で3冊目なのですが、本作のようなヤング×ノワールの作風は新鮮に映り新たな境地を拓いた一作のように思えます。内容こそ未成年の犯罪を描いていますが、緻密に描かれる少女の内面はやはり抜かりがない。むしろ貧困ゆえに犯罪に足を踏み入れてしまう未成年少女の逃げ場のない閉塞感や葛藤を描くのに犯罪というテーマは必要だったようです。序章で主人公はかつての知人女性が逮捕されたというニュースを目にし、過去と向き合う回想が始まる。

  • カブ

    ニュースで知った昔の知り合いの事件から、過去の記憶が甦る主人公の花。自分の知らない世界を見せてくれるのが小説なら、小説でよかった。そんな思いにさせてくれる展開に心が重くなるけど下巻も読む。

  • 時代

    切な過ぎる。そして健気だが危う過ぎる。下巻へ◎

  • LISA

    上下巻に分かれていても、大抵は両方とも一挙に購入するのに、何か知らせたのか上巻のみ購入 主人公や登場人物の社会的地位、考え方、その他に今は読み進める気がしないので、一時停止します。 ダメな主人公ものも読んできたので、私にとって「今じゃない」ってだけなのか?世界観がこれからも理解できないのかは、分からないです。

  • Departure

    バブル崩壊の余波が生活にも影響を及ぼし、阪神・淡路大震災やオウム事件の勃発により日本社会を不安や閉塞感が覆っていた。本格的に就職氷河期に突入した90年代後半、”キレる17歳”が社会問題になったのもこの頃だったろう。失われた10年。その片隅で彼女たちは生きていた。努力しても報われず、這い上がることもできないという諦観は、この時代が落とした影のようなものだ。同じ時代に青春を過ごした者として、彼女たちの健気さが胸に痛い。

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