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モモ

Michael Ende

User Review :4.5
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001141276
ISBN 10 : 4001141272
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。

【著者紹介】
ミヒャエル・エンデ : 1929‐1995。南ドイツのガルミッシュに生まれる。父は、画家のエトガー・エンデ。高等学校で演劇を学んだのち、ミュンヘンの劇場で舞台監督をつとめ、映画評論なども執筆する。1960年に『ジム・ボタンの機関車大旅行』を出版、翌年、ドイツ児童図書賞を受賞。1970年にイタリアへ移住し、『モモ』『はてしない物語』などの作品を発表。1985年にドイツにもどり、1995年8月、シュトゥットガルトの病院で逝去

大島かおり : 1931年東京生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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子供の頃、この本が大好きで、夜、暗くした...

投稿日:2021/07/14 (水)

子供の頃、この本が大好きで、夜、暗くした部屋の小さな灯りで何度も何度も読んで目が悪くなった思い出があります。でもそれは嫌な思い出ではなくて、私にとっては視力を引き換えにしても価値のある時間だったと思っています。 ところが大人になった今、大好きだったこの本のレビューを書こうと思い立った私は、結末が思い出せず、ついネットのネタバレサイトを見てしまいました。これは、“時間の節約”にはなりますが、決して豊かな時間の使い方ではありません…私は“モモを読み返す”という時間を“節約”してしまったのです。もしかしたら私のところにも灰色の男たちが近づいてきているかもしれません。たしかに最近娘に言うことと言えば、「時間がないよ」「いそいで」。そして、それを言われた子供は悲しそう… 私はいつ、子供の気持ちを忘れて、灰色の男たちに取り入られるような大人になってしまったのか。 モモ、灰色の男たちがまたこの世に現れているかもしれません。どうか、私たち大人の時間をまた取り戻してください。。

ma2 さん | 埼玉県 | 不明

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この本は子供向けの児童文学です。しかしこ...

投稿日:2021/04/09 (金)

この本は子供向けの児童文学です。しかしこの本には時間がなんのためにあるのかを改めて考えさせられました。またそれだけでなく、人間が本当に欲しいもの、満たされるものは何か。大切なことを気づかせてくれる一冊でした。

ayu さん | 富山県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • zero1

    時間泥棒は私でありあなた。何度目かの再読なので変わったことを書く。社会が全体主義に傾いた時【それは違う!】と言えるだろうか?【みんなが!】【普通は!】と言い出したら【少数派であることを恐れない】ことがいかに難しいか。試されているのは読者自身。【他人でなく自分はどうなんだ?】という問いを続けるには勇気が必要。時に少数派は監視され排除される。隣組による【非国民!】という憎悪の目がそうであったように。時間に追われる現代人が読むべき一冊。児童文学というより大人が冷や汗を感じつつ読む作品。だから批判もある(後述)。

  • 小梅

    時間に追われる毎日。時間泥棒はいつの時代にもいるんだろうな…モモ、私の時間を取り戻してくれてありがとう!作者のみじかいあとがきが凄く良かった。エンデの奥さんは日本人なんですね。ずっと手元に置いておく本の仲間入りです。

  • ehirano1

    確か児童書のコーナーで売られていたのを見た覚えがあったのですが、「現代社会の問題点を鋭くえぐった立派な思想書、哲学書です」、と佐藤優氏が『人をつくる読書術』で言及していたので手に取りました。佐藤氏が云う思想書や哲学書とまでは読み込めなかったのですが、「時間泥棒」はとても印象に残りました。なおで、この辺りくらいから思想書や哲学書に接近できればいいなと思ってます。

  • Willie the Wildcat

    時間と心理状態の相関関係。価値を見出すのは、仕事も遊びも同じ。豊かな人生を問い続け、物質主義や効率性を追求?然るにその結果は如何に・・・。親や大人の子供への影響の件は、少なからず耳が痛い。「時間の花」。自分の心であり、心の表現。鍵は、待つこと!結果を求めすぎる現代にも通じるMSG。読後、大人のための児童書ではなかろうか、と考えさせられた。蛇足だが、カシオペイアが「ミーナ」を彷彿。言葉ではなく存在感・・・。包容力が共通項かなぁ。(笑)

  • けいご

    より早く仕事を!成長を!成果を!周りを見ると、残念ながら時間をとにかく削って、お金を稼ぐ事のみが正義だったりします。勿論生きる為に最低限資本も必要ですが、愛情を(時間を)かけて何かを育むことは、生き物として大切な事なんじゃないかな?っと気づかせてくれる大切な1冊でした★良くも悪くも時間の事を考える事が多くなった今の時期に是非読んでもらいたいです★お金と物をくれる人は多いけど、愛情と時間をくれる人はなかなかいない世の中には無くてはならない1冊だな〜っと心より思いました。

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