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素晴らしき世界 上 講談社文庫

Michael Connelly

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065169537
ISBN 10 : 4065169534
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ロス市警ハリウッド署深夜勤務担当女性刑事レネイ・バラードが、ハリー・ボッシュと共演。深夜勤務からハリウッド署に戻ってきたバラードは、古い事件ファイルを見ず知らずの男が漁っていたのに気づく。男はロス市警を引退したハリー・ボッシュだった。ハリウッド分署管内で発生した古い未解決事件のファイルを調べていたのだった。ボッシュを追いだしたバラードだったが、その事件に興味を示す。十五才の家出少女がハリウッドの路地で殺害された事件だった。バラードはボッシュと協力して、殺人事件の真相解明に向かう。

【著者紹介】
マイクル・コナリー : 1956年、アメリカ・フィラデルフィア生まれ。フロリダ大学を卒業し、フロリダやフィラデルフィアの新聞社でジャーナリストとして働く。彼の手がけた記事が、ピュリッツァー賞の最終選考まで残り、ロサンジェルス・タイムズ紙に引き抜かれる

古沢嘉通 : 1958年、北海道生まれ。大阪外国語大学デンマーク語科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy

    新シリーズ・キャラクター、レネイ・バラードとハリー・ボッシュが早くも共演。複数の事件の1つはなんと前作『汚名』の囮捜査で知り合った薬物依存症の女性エリザベス・クレイトンの娘が亡くなった事件。そしてボッシュはそのエリザベスを引き取って自分の家に住まわせていた。いやあ、まさか前作の最後にエリザベスに誓った事件の捜査を読めることになろうとは、コナリーは本当に読者のツボを押さえる術をよく知っている。そして物語はバラードの章とボッシュの章が交互に語られる。この構成が2人の刑事を対比させ、そして胸に沁み入りさせる。

  • ケイ

    ボッシュは女性が絡むと、私生活でも仕事でもちょい情けなくなるから、別な意味でハラハラ。しかも今回はどちらもでハラハラというより、いい加減してという気持ちも。バラードとボッシュのパートと交互というのは、面白さが少し減じてしまうようだ。後半は盛り返しを期待したい

  • のぶ

    まだ上巻を読む限りだが、本作ではレネイ・バラードという深夜勤務担当の女性刑事を主人公の一人に据えた事で、作品が新鮮になったような気がする。深夜勤務からハリウッド署に戻ってきたバラードは、古い事件ファイルを見ず知らずの男が漁っていたのに気づく。その男こそ、もうハリー・ボッシュで、一度はボッシュを追いだしたバラードだったが、その事件に興味を示す。上巻ではストーリーの進行が緩やかで二人の接点も少なく、章ごとに二人の視点が入れ替わる構成になっている。二人は今後どんな展開を見せるのか?感想は下巻で。

  • パトラッシュ

    本書の記述と出版年からすると、ハリー・ボッシュ68歳の事件となる。文字通り純血種の刑事として犯罪捜査に没頭する姿は変わらないが、さすがに老いの影は迫ってきた。前作『汚名』で異母弟ミッキーが、今作は女性刑事レネイが協力者として登場するのは著者一流の複数事件が絡むドラマもあるが、昔と違ってボッシュの単独捜査で解決する展開は苦しくなったためかも。レネイとボッシュの組み合わせは、老練の職人が若手を鍛えているようだ。ボッシュは長い刑事生活の知恵を伝える後継者に恵まれなかったが、ついに見つけたのかもしれない。(続く)

  • chiseiok

    老いた牡ライオンと若くしなやかな女豹、ボッシュ&バラードのチームBB、最強タッグ結成ですな。年齢性別は違えど良く似た頑固者の二人、コンビ成立まではすったもんだあると踏んだんですが、あれ?割とすんなり。前作から御縁のエリザベスとは結局アレでしたけど、でももうチャラいとは言わないよボッシュ。昔のドヤ感全開の性急な感じではなく、穏やかでナチュラルな成り行きにほっこり。が…それで済ませる作者では無い。上巻最後この展開、どツボ、どん底、大ピンチ。膝も痛むし白髪も増えた。けど、まだまだ行けるぜハリーボッシュ。頑張れ!

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