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[USED:Cond.A] Tchaikovsky & Mendelssohn: Violin Concertos

Mendelssohn / Tchaikovsky

User Review :4.5

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帯なし,ケースすれ,背 日焼け
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UCCG5032
Format
CD

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ミルシテイン,アバド/メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35

ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:クラウディオ・アバド
録音:1972年9月,12月ウィーン

ロシア出身でアメリカを中心に活躍したミルシテインは、ヨーロッパの精神風土に立脚したヴィルトゥオーソとして知られ、生涯ヨーロッパ音楽の伝統を重んじる演奏を繰り広げました。このメンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲でも、彼の完璧なテクニックと輝かしい美音、そしてノーブルなスタイルを存分に発揮した演奏を聴かせます。アバド指揮のウィーン・フィルハーモニーも万全のサポートぶりを示しています。

Track List   

  • 01. Concerto For Violin And Orchestra In D Major. Op. 35 1. Allegro Moderato
  • 02. Concerto For Violin And Orchestra In D Major. Op. 35 2. Canzonetta.andante-attacca:
  • 03. Concerto For Violin And Orchestra In D Major. Op. 35 3. Finale.allegro Vivacissimo
  • 04. Concerto For Violin And Orchestra In E Minor. Op. 64 1. Allegro Molto Appassionato
  • 05. Concerto For Violin And Orchestra In E Minor. Op. 64 2. Andante
  • 06. Concerto For Violin And Orchestra In E Minor. Op. 64 3. Allegretto Non Troppo-allegro Molto Vivace

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Comprehensive Evaluation

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ミルシュテインはあまり日本では知られてい...

投稿日:2023/10/05 (木)

ミルシュテインはあまり日本では知られていないのだろう。アウアーの高弟として、エルマン、ハイフェッツ、ミルシュテインはヴァイオリン演奏伝統の系譜としては必ず聴いておきたい演奏家である。この3名のなかでは、ミルシュテインは、造形と解釈と歌い回しの均衡美を崩さないという点では稀有のヴァイオリニストである。それでいて音が美しいのである。 ヴァイオリン演奏というものは、その音の美しさに耽溺してぐずぐずと歌うか、腕力に任せて弾ききってゆくかという、いずれも楽しい途ではあるものの、そういう情動的な音楽をやることが多いものだと思う。ところが、ミルシュテインは、より冷静で高潔であり、彼の理想は高いものだ。それを「冷たい」とか「そっけない」という聴かれ方をしてしまうのは、彼の真価を見過ごしてしまう聴衆にとって不幸なことだろう。 この録音の最大の聴き所は、メンデルスゾーンの第一楽章の冒頭の3分目のヴァイオリンの入りからの数秒だ。彼が体を傾けたのだろうか、ヴァイオリンの音がオフマイクになり、会場からの反響音が主体になっている箇所がある。これが彼の「プラチナ・トーン」だ。ヴァイオリン協奏曲は、ソロにマイクを立て、近接録音を行うことが多い。こうすると、2つの点で問題が起こる。第一は、言うまでもなく、本当はずっと小さいはずのヴァイオリンの音が拡大されてしまうこと。第二は、一流の演奏者はホールからの反射音を聞きながら音を作っているのにもかかわらず、その反射音をカットして直接音を収録してしまうことだ。ヴァイオリンのステージ上の音は「ウルフ・トーン」と言って、雑味があり汚く聴こえる。それが客席ではとろけるようなプラチナ・トーンになるのである。ミルシュテインの音は、細身であるが、会場の隅までよく通る音だったと言われている。それが、このCDの件の箇所で聴かれる音である。ミルシュテインの録音を聴くときには、彼の音量のバランスと音質とを補って受け取らなくてはならない。それでも彼の偉大さが分かる録音は少なくない。例えばキャピトル時代のグラズノフやサンサーンスの協奏曲を聴けば、その端正で高貴な造形と青白い情熱が感じられない人はいないだろう。放送録音では、サバタ、あるいはパタネとのブラームスの協奏曲が有名だ。いずれもインテンポ・カンタービレの名手であるイタリアの指揮者とミルシュテインが絶好の組み合わせとなっていることは、ミルシュテインの音楽性を考えると、余りに当然のことに思われる。

slave さん | 東京都 | 不明

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この歳にして、初めてこのCDでミルシテイン...

投稿日:2019/08/20 (火)

この歳にして、初めてこのCDでミルシテインと出会いました。この二曲、とても感銘を受けました。オイストラフのようでもあり、ハイフェッツのようでもある。とても素晴らしいヴァイオリンにうっとりさせられました。二曲とも第2楽章の美しさは例えようもなく、他に類例のないものだと思いました。ウィーンフィルも甘美な競演をしていて最高でした。私のベスト盤になりました。

じゅんとねね さん | 北海道 | 不明

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ミルシテインは若い頃、完璧な技巧ですいす...

投稿日:2014/03/23 (日)

ミルシテインは若い頃、完璧な技巧ですいすいと水上のアメンボよろしく自在に弾き飛ばしていくスタイルだったので、その真価が理解されているとは言い難い巨匠の一人だ。味付けがあっさりしているうえに、稀代のテクニシャンなので冷たい演奏と感じる人が多かったのだ、と思う。ところが、その怜悧な妖刀のごとき煌めきの下には、熱い情念の炎が揺らめいているのだ。これに気づくと表面上のつれなさの下の深情けが良くて堪らなくなるのだ。若い頃から年季の入ったミルシテインのファンは、私同様このメカニズムによるものと思う。いくらミルシテインでも歳をとってくると、豊穣なとろみが出てきて丁度良い塩梅になり、ようやく一般受けするようになった訳である。両曲ともにゾクゾクする煌めく音色で弾かれるスタイリッシュな名演をお試しあれ。

greyfalcon さん | 福岡県 | 不明

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