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ゆんでめて 新潮文庫

Megumi Hatakenaka

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101461298
ISBN 10 : 4101461295
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan

Content Description

屏風のぞきが行方不明になり、悲嘆にくれる若だんな。もしあの日、別の道を選んでいたら、こんな未来は訪れなかった?上方から来た娘への淡い恋心も、妖たちの化け合戦で盛り上がる豪華なお花見も、雨の日に現れた強くて格好良い謎のおなごの存在も、すべて運命のいたずらが導いたことなのか―。一太郎が迷い込む、ちょっと不思議なもう一つの物語。「しゃばけ」シリーズ第9作。

【著者紹介】
畠中恵 : 1959(昭和34)年、高知県生れ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学卒。漫画家アシスタント、書店員を経て漫画家デビュー。その後、都筑道夫の小説講座に通って作家を目指し、『しゃばけ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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待望の最新文庫!巻を重ねても期待を裏切ら...

投稿日:2013/01/17 (木)

待望の最新文庫!巻を重ねても期待を裏切らず満足させてくれる安定感はさすが。時代物に抵抗がある方も全く問題なく、小中学生〜大人まで楽しめる間口の広さがあります。主人公を取り巻く妖の一人、屏風男が不在のお話は、若旦那と同じように物悲しく淋しく読みました。キャラクターがいきいきと魅力的に描かれている証拠です。まだまだ、若旦那と妖たちの物語が読みたいです。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 小梅

    5つの短編で大きな長編って印象でした。分岐点で違った道に進んでしまった若だんな。その4年前から1年づつ経っていき最初に戻る。面白い伏線が沢山でした。

  • ケイ

    歌舞伎の女形みたいなイメージを持ってしまう屏風のぞきは好きな妖怪。家鳴り達との立ち位置も良い感じ。だから、1話目は、もうショックで。いつの間にか時は進んでいるし、こんな事が大人になるということか?と思ったが、1話ごとに時間が戻っていく。屏風のぞきに再会できないことの確認が毎回される悲しさがありながらも、龍神の話なんて本当に手を叩いて応援したくなるし。驚きの9巻でした。ナレーションも聞きやすかった。Audibleにて。

  • ぶち

    ひさしぶりの"しゃばけ"です。畠中さんが次々と繰り出してくるアイデアにこの長いシリーズがまったくマンネリにならず、読者としては嬉しい限りです。今作は、道の分岐で左(弓手(ゆんで))に行くべきところを右(馬手(めて))に行ってしまうというのがブロローグ。そこから短編が始まるのですが、最初は分岐から4年後。次の短編は3年後、という具合に時間軸を遡っていくのです。読み進むうちに、その前の年には何が起こったの?と、どんどん引き込まれていきました。そして、分岐の時点まで戻って、やはりそうきたかと安心いたしました。

  • hnzwd

    もう第何段なんだろうのしゃばけシリーズ。描かれた時間の幅が一番大きく、序章に事件のターニングポイントを置き、大きな喪失から一年ずつ話が遡っていくスタイルは今までのシリーズには無かった大仕掛け。読後の静かな悲しみもまた素晴らしい。定番とも言えるストーリーではありながら、間違いなく良作。

  • まりもん

    最初は時間軸に驚き、屏風のぞきの状態の変化にも驚いた。若だんなの商売修行みたいなものもチラホラあってこのまま元気になって跡を継げると良いなって思った。

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