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Heretical Angels-rituals Of Medieval Bosnia & Herzegovina: Livljanic / Dialogos Caleta / Kantaduri

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
A560
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


バルカン半島の伝統と古楽の接点。ボスニア・ヘルツェゴヴィナの中世へ!

古楽研究と並行して地元の伝統音楽からも多くを学びながら、バルカン半島の歴史遺産の素顔に迫り続けるクロアチアの古楽歌手カタリナ・リヴリャニチ。自身のグループである「ディアロゴス」と共に、男声アンサンブルでバルカン半島の伝統歌を追求し続ける「カンタドゥリ」をゲストに迎えての活動も長く続けていますが、今回はクロアチアからさらにバルカン半島の奥へ踏み込み、ユーゴ内戦後着実に復興を遂げてきたボスニア・ヘルツェゴヴィナの中世音楽に注目。音楽が記されず詩句だけが残る礼拝歌の復元版を中心に、先唱者が息が続く限り歌う長いフレーズのなか他の歌手が声を添える伝統唱法を用いた碑文の朗誦も交えつつ、ア・カペラと数少ない中世楽器の伴奏で風格豊かな独特の音世界を聴かせます。
 楽曲の復元は詩句の韻律や現代に残る口承伝統歌などを参照、東方正教のキリスト教だけでなく、イスラムやユダヤの伝統も歴史を彩ってきたこの地ならではのサウンドスケープを浮き彫りにしてゆく意欲的な試みを、「試み」に終わらせない音楽性は圧巻の一言。アドリア海を挟んでイタリアに伝わる笛やボスニア・ヘルツェゴヴィナの二本笛ドヴォイニツェ、独特の雑味を含んだ羊腸弦の響きが美しい弓奏ヴィエル(中世フィドル)などが随所で独特な音色を聴かせ、美しい男声ア・カペラや女声独唱と響きあいながら織り上げてゆく音世界。折に触れ何度も再訪したくなるユニークな魅力に満ちた1枚です。(輸入元情報)

【収録情報】
01. この石は誰のものか(墓碑銘/1411年以前)
02. 救世主の頭(14〜15世紀)
03. はじめに言葉があった(1444〜1461年頃)
04. なぜ神はこの世をお創りになったか(14世紀)
05. ここにブラトミオ・ブライコヴィチ眠る(16世紀)
06. お前に頼みたい、純潔ならぬ霊よ(1640年)
07. 洗礼を受けていない者は誰であれ(14世紀)
08. 天にまします我らが父よ(1444〜1461年頃)
09. 魂が肉を離れる時(1614年)
10. おお至高の婦人、天に上げられた方よ(1726年)
11. その時、偉大なしるしが(1444〜1461年)
12. おお兄弟たちよ、葬りたまえ(14世紀)
13. 喇叭が不思議な音を奏で(16世紀)
14. 怒りの日、その日この世は(伝承歌)
15. 歌え友よ、山並に向かって(1726年)
16. 神よ、わたしは久しい昔ここに倒れ(14〜16世紀)
17. わたしはここで神に祈るべく(14〜16世紀)


 楽曲復元・再構成: カタリナ・リヴリャニチ、ヨシコ・ツァレタ、ユーレ・ミロシュ
 ※記載されている年代は典拠史料の成立時期であり、作曲年を示すものではありません。


 ディアロゴス(中世アンサンブル)
  カタリナ・リヴリャニチ(歌、指揮)
  アルブレヒト・マウラー(弓奏ヴィエル=中世フィドル、レベック)
  ノルベルト・ローデキルヒェン(各種リコーダー)

 カンタドゥリ(伝承歌アンサンブル)
  ヨシコ・ツァレタ(歌、指揮)
  ニコラ・ダミャノヴィチ、スレチコ・ダミャノヴィチ、トンコ・ポドルグ、ミリヴォイ・リロフ(歌)
  ユーレ・ミロシュ(歌、グズレ=弓奏弦楽器、ドヴォイニツェ=二本笛)

 録音時期:2023年1月12-16日
 録音場所:フランス中部シェール県、ノワルラック修道院文化センター
 録音方式:ステレオ(デジタル)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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