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東京少年 Metropolistokyo

Mayumi Nagano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620106557
ISBN 10 : 4620106550
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2002
Japan

Content Description

14歳。僕は「家族」について未だ何も知らない。ある日僕は、母に通じる手がかりをひとつだけ教えられた。父と出会った日、母は美しい黒椿を抱えていたという。やがて次々と家族の謎が解き明かされて…。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    ストーリーはないようなものの、時に苦く、時に甘く囁くような情景にうっとりさせられました。黒椿を軸に流れるとろりとした空気。常禄が大人っぽかったり子供っぽかったりするのが愛おしかったです。そんな常禄をふりまわす大人たちは無責任だけれど、現実的でない分すんなりと受け入れていました。孤独に見えた常禄も気づかないうちに繋がりを与えられて、それでも自分のアイデンティティに揺れているのが瑞々しかったです。ぼんやりと見える真実が優しさと切なさで満ちていて、その美しさにただぼんやりとするしかありませんでした。

  • NAO

    ほとんど家にいない父親との、希薄なようで深く繋がりあった関係。意識もせずにいた母親という存在。思春期の少年の瑞々しさと、彼をそっと静かに見守っている大人たち。それまで気付かすにいた大人たちの世界を知ることで、少年は自ら選択し、大人になっていく。

  • 月夜乃 海花

    思春期の少年が家族について考える物語。 親ってなんだろう、人生ってなんだろう。 そんなことを考えるようにして読んでました。 物語的には家族関係がドロドロな気もしますが、描写的にどうにかなっているのでしょうかね。黒椿という黒い植物と東京タワーという赤い人工物という対比が素敵だなと思います。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    どろどろした家族話になりそうなのに爽やかなラストで個人的には好きです。「サクラオ」という人物が名前だけ出てきているので「左近の桜」シリーズともリンクしているか気になります。黒椿の育て方にはびっくりしましたがもし、そんな花があるなら見てみたいです。

  • ネロ

    再読です。長野さんの作品の中でも好きな雰囲気のものです。海外を飛び回るプラントハンターの父親にかわって共同生活をするのは、植物学者の叔父。主人公の常緑(ときわ)は14歳。引っ越しの際偶然見つけた黒椿の謎を追っています。写真の裏面に記載された〈Tsunomegawa〉という言葉は地名なのか?人物名なのか…植物溢れるしっとりとした雰囲気と、常緑を取り巻く大人たちのこじれた関係が美しくもじれったいですね。しかし、振り回される常緑がみんなに愛されていながらなんとも可哀想で…

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