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谷根千文学傑作選 中公文庫

Mayumi Mori

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122075740
ISBN 10 : 4122075742
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

東京を代表する観光地域となった「谷根千」(谷中・根津・千駄木)。その名称の由来となった地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の創刊から四〇年。山の手と下町の結節点、歴史的文化的背景など、地域の魅力は際立っている。とりわけ、森鴎外・漱石をはじめ多くの文士たちが住み、交遊し、作品の舞台となったエリアでもあった。
本書では、彼らによって紡がれた、小説・随筆・詩歌・日記から、「谷根千」ゆかりの文芸作品を精選。地域が育んだ文学的果実を堪能できる一冊とした。

【著者紹介】
森まゆみ : 1954年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。84年地域雑誌『谷中・根津・千駄木』(通称・谷根千)を創刊(2009年終刊)、編集人を務めるかたわら、歴史的建造物の保存活動などにも取り組み、日本建築学会文化賞、サントリー地域文化賞を受賞。主な著書に、『〓外の坂』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『「即興詩人」のイタリア』(JTB紀行文学大賞)、『「青鞜」の冒険』(紫式部文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Willie the Wildcat

    計28作品の該当箇所抜粋で語る谷根千。冒頭の『谷根千地図』と突き合せながら、既読の作品も視点を変えて楽しむ♪主題では、伊藤晴雨『文京区絵物語』。粗朶と千駄木、魯文と”藍染橋/逢初橋”など、上げたらキリの無いピソードの宝庫。微笑ましい作品が、犀星『駒込倫敦』。鴎外からの令状を受領するが、それでも敷居が高く近所なのに会いに行ことができなかった。鴎外・茉莉の父娘の視点、菊見せんべいも年1回は行くかな。なお、佐多稲子『表通り』など、一読してみたい。

  • Inzaghico (Etsuko Oshita)

    本書では、古くは幸田露伴や樋口一葉の作品、新しくは編者の森が聞き書きした職人たちまでを取り上げて、谷根千の変遷をたどる。 話にしか知らない根津の遊郭地帯を覚えている人の聞き書きを読むと、洲崎に移る前の遊郭が浮かび上がる。根津の交差点に橋があって、一帯に店が並んでいたとか、今の日本医大病院のあたりに大店があったとか。 千駄木のあたりは団子坂の上のほうや裏手の昔話も多々登場し、いつも森鴎外記念館までしか行けないので、今度こそ裏道に入ったり、坂を上り切ったりしようと誓う。冒頭の地図も旧跡が記載されていて親切。

  • nickkk

    旅行先で泥酔し閉店間際に購入した。谷根千方面に帰る時に読んだが初っ端から五重塔抜粋してるので良くない。クライマックスから読んでも。青空文庫でちょっと読んでなんとなく話分かるかな?って感じ。永井荷風の話は面白かった。昔は良かった景観が〜と言いながら列車で帰るのいや乗るんかい!ってなる。利便性に代えられない悲しみ。谷根千はあそこ良いよここ良いよ好きだねと言いやすいが何の面白みもなくて坂と移動ががだるい街なんだけど坂埋め立てて発展させた住宅街ならそういう印象にもなるかと思った。

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