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Medea in Corinto : Neuenfels, I.Bolton / Bavarian State Opera, N.Michael, Vargas, etc (2000 Stereo)(2DVD)

Mayr, Giovanni Simone (1763-1845)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
101578
Number of Discs
:
2
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
DVD
Other
:
Import

Product Description

バイエルン国立歌劇場2010
マイル:『コリントのメディア』
ナージャ・ミヒャエル、ヴァルガス、ボルトン指揮

日本語字幕付き

最近、その作品の復興が著しいマイル。彼はドイツで生まれ、神学を学んだ後、イタリアに留学しベルガモ大聖堂の終身教会学長となり、同地の音楽界の中心人物となった人です。生涯に約70曲のオペラを作曲しましたが、その作品はほとんど忘れられていました。
 この『コリントのメディア』は1813年にナポリで初演された作品で、当時大変な人気を誇り、彼が生涯を終えるまでは、ヨーロッパの主要な劇場で何度も再演されたという記録が残っています。ギリシア神話に登場する魔女メディアの物語は多くの芸術家の心を捉え、マイルと同時代の作曲家ケルビーニも、同じ素材でオペラを書いています(ケルビーニは歌劇『ロドイスカ』でもマイルと同じ素材を使っています)。わが子を手にかけるというその残忍さと、そしてその奥底に潜む愛と力の拮抗関係は、確かに興味深いものがあります。ノイエンフェルスの演出は、この作品を現代的なスリラーと位置づけ、残忍な場面を交えながら、力に対する渇望を鮮烈に描きだします。
 ここで猛女メディアを演ずるのは、注目のソプラノ、ナージャ・ミヒャエルです。彼女はあの「凄すぎる」サロメで少女と成熟した女性の端境期に発するエロティシズムを見事に歌いあげましたが、ここでも、得意のコロラトゥーラを生かし、夜の女王を更に強烈にしたかのような激しいアリアを歌います。ヴァルガスのジアゾーネは、その優柔不断さが裏切りにつながってしまうのだな・・・と納得させてくれる素晴らしい歌唱で、そのほかの出演者も文句なしの歌を披露します。ボルトンは、いつもの如くオリジナル奏法を取り入れた軽快な音楽作りで、この作品が古典派のものであることを再認識させてくれるのです。(Arthaus Musik)

【収録情報】
・マイル:歌劇『コリントのメディア』全曲

 メディア…ナージャ・ミヒャエル(ソプラノ)
 ジアゾーネ…ラモン・ヴァルガス(テノール)
 クレオンテ…アラステア・マイルズ(バス)
 エゲオ…アレック・シュレーダー(テノール)
 クロイサ…エレーナ・ツァラゴワ(ソプラノ)
 エヴァンドーロ…ケネス・ロバーソン(テノール)、他
 バイエルン国立歌劇場合唱団
 ユリア・ドイザッカー(ヴァイオリン)
 ジョイ・スミス(ハープ)
 バイエルン国立歌劇場管弦楽団
 アイヴァー・ボルトン(指揮)

 演出:ハンス・ノイエンフェルス
 装置:アンナ・ヴィーブロック
 衣装:エリーナ・シュニッツラー
 照明:ミヒャエル・バウアー

 収録時期:2010年
 収録場所:ミュンヘン、ナショナルシアター(ライヴ)

 特典映像:Making of / interviews with the cast and production team / rehearsal and backstage footage / about the life and work of Giovanni Simone Mayr

 収録時間:本編151分、特典48分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ、ドルビーデジタル5.0
 字幕:伊、独、英、仏、西、日、中、韓
 NTSC
 Region All

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Comprehensive Evaluation

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 感動しました。歌手の演技力は素晴らしい...

投稿日:2018/02/24 (土)

 感動しました。歌手の演技力は素晴らしい。まあヴァルガス  さんは歌に専念してますが。以前平幹二郎さんのメヂアの  舞台をみてDVDないか探していますが、、、

須磨の横笛 さん | 兵庫県 | 不明

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ドニゼッティの師でもあったドイツ生まれの...

投稿日:2011/11/23 (水)

ドニゼッティの師でもあったドイツ生まれのイタリア・オペラ作曲家、マイールの代表作の160年ぶりの蘇演。第1幕半ばで登場して以来、メディアが出ずっぱりのケルビーニ版に比べると、クロイサの婚約者のアテネの王子が登場する(つまり、ジャゾーネ/クロイサ組はダブル不倫ということになる)など人物が増えた分、ストーリー、音楽ともに散漫になった感は否めないが、殺人、強姦山盛りで相変わらずスキャンダラスなノイエンフェルス演出が飽かせずに見せてくれる。ノイエンフェルスはこれがミュンヒェン初登場らしいが、ライマンの新作オペラ同様、きわめてメディアに同情的な演出で、これを見ると、メディアよりもコリント人たちの方がよほど狂っていることが強く印象づけられる。ミヒャエルは彼女にとって初挑戦であろうベルカント唱法もうまくこなし、いつもながらのスタイルの良さと抜群の演技力で圧倒する。能天気なヴァルガスもジャゾーネの馬鹿さ加減に見事にはまっている。新鋭ツァラゴワも清純そうに見えて、実はしたたかな悪女という難しい役柄を好演。ボルトンの指揮は手堅いが、ケルビーニほど尖鋭な音楽ではないので、これはこれで正解。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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