[USED:Cond.S] Strathclyde Concertos Nos.9, 10, Carolisima : Maxwell Davies / Scottish Chamber Orchestra

マクスウェル・デイヴィス：ストラスクライド協奏曲第９番、第１０番

孤高の作曲家マクスウェル・デイヴィスの『ストラスクライド協奏曲集』。今回は第９番と第10番です。スコットランド室内管弦楽団のメンバーたちのために書かれたこれらの協奏曲、第９番は「あまり注目を浴びることのない管楽器奏者」たちのための作品です。この曲を作った時、マクスウェル・デイヴィスは彼の自宅のあるオークニーの海の景色を想定していたと言います。11月の垂れ込める雲、灰色の海・・・これらがぼんやりと反映される印象深い音楽です。第10番は「オーケストラのための」作品で、全てのメンバーが輝けるように周到に準備された精妙な協奏曲であり、戦い、勝利の意志が感じられる力強い音楽です。『キャロリッシマ』はオーケストラのためのセレナーデで、彼の友人であるイェンス・ヘーゲル（作曲当時のデンマーク領事）の妻の50歳の誕生日を記念して書かれました。タイトルは彼女の名前「キャロル」から取られています。（NAXOS）

【収録情報】
マクスウェル・デイヴィス：
1.　ストラスクライド協奏曲第9番 Op.170 (1994)
2.　ストラスクライド協奏曲第10番 Op.179 (1996)
3.　キャロリッシマ Op.168 (1994)

　デイヴィッド・ニコルソン（ピッコロ：1）
　エリザベス・ドゥーナー（アルト・フルート：1）
　モーリス・チェッカー（コールアングレ：1）
　ヨゼフ・パチェヴィチ（Es管クラリネット：1）
　ルース・エリス（バス・クラリネット：1）
　アリソン・グリーン（コントラファゴット：1）
　スコットランド室内管弦楽団
　ピーター・マクスウェル・デイヴィス（指揮）

　録音時期：1996年11月23-24日
　録音場所：スコットランド、グラスゴー、シティ・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　原盤：Collins Classics