Cavalleria Rusticana / I Pagliacci : Asagaroff, Ranzani / Zurich Opera, Cura, C.Guelfi, etc (2009 Stereo)

カヴァレリア・ルスティカーナ／道化師
ホセ・クーラ、ランツァーニ指揮、アサガロフ演出
チューリッヒ歌劇場２００９

18世紀のベルカント・オペラの全盛期が終わって、19世紀から20世紀の初めに台頭したのはヴェリズモと呼ばれるオペラでした。愛と嫉妬、憎しみ、暴力。これらの題材は永遠人々の心を捉えて離さないのでしょう。様々な名作がありますが、中でもとりわけ人気を博しているのがこの２作品です。作品自体もコンパクトにまとめられているため、２つの物語を一夜に上演することもよくあります。もちろん主役は両演目で主役を歌うテノールです。とはいえ、両作品に登場する主人公は全く違う性格であり、計算されつくした演技と歌唱技術がないと歌い分けは困難なことでしょう。自らの思いを遂げるためには、交際中の恋人さえ捨てて、元恋人に走るトゥリッドウ。かたや、魅力的過ぎる妻を持った嫉妬深い夫。この２人は両極端でありながらも、どちらも男の本能を刺激するものを持っているのは間違いありません。
　ここではホセ・クーラが震い付きたくなるほどのマッチョな魅力を発散。有無を言わさぬ迫力と演技で魅了します。他の登場人物も注目の歌手をたくさん揃えています。ニキテアヌ、チェドリンス、グエルフィ、ズヴェタノフ・・・まさに夢の顔合わせ。（ARTHAUS MUSIK）

【収録情報】
● マスカーニ：歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』全曲

　トゥリッドゥ：ホセ・クーラ（テノール）
　サントゥッツァ：パオレッタ・マオシュ（ソプラノ）
　アルフィオ：シャイン・デイヴィッドソン（バリトン）
　ルチア：イレーネ・フリードリ（アルト）
　ローラ：リリアーナ・ニキテアヌ（メゾ・ソプラノ）、他

● レオンカヴァッロ：歌劇『道化師』全曲

　カニオ：ホセ・クーラ（テノール）
　トニオ：カルロ・グエルフィ（バリトン）
　ネッダ：フロレンツァ・チェドリンス（ソプラノ）
　ペッペ：ボイコ・ズヴェタノフ（テノール）
　シルヴィオ：ガブリエル・ベルムデス（バリトン）、他

　チューリッヒ歌劇場管弦楽団＆合唱団
　ステファノ・ランツァーニ（指揮）

　演出：グリシャ・アサガロフ
　装置：ルイジ・ペレーゴ
　照明：ハンス＝ルドルフ・クンツ

　収録時間：2009年
　収録場所：チューリッヒ歌劇場（ライヴ）

　収録時間：本編151分
　画面：カラー、16:9 HD
　音声：PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 7.1
　字幕：英、独、仏、西、伊
　25GB
　Region All

　ブルーレイディスク対応機器で再生できます。