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21世紀の独裁 祥伝社新書

Masaru Sato

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396117153
ISBN 10 : 4396117159
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「独裁」の再来
2025年1月にアメリカ大統領に就任したトランプは関税引き上げ、カナダ合併などの提案・政策をぶち上げている。佐藤優元外務省主任分析官はそのふるまいを「皇帝」に準え、舛添要一元東京都知事は「ヒトラーやスターリンの手法と同じ」と言う。ロシアはプーチン大統領が、中国は習近平国家主席がそれぞれ独裁色を強め、ヨーロッパでは反移民を掲げる右派勢力が躍進している。20世紀は「独裁者の時代」と呼ばれ、人種主義はホロコーストなどの悲劇をもたらした。それらは二度の世界大戦を経て、過去の遺物となったはずだった。それがなぜ近年よみがえってきたのか。時代の転換期を迎え、日本はどうすべきか。碩学2人が警鐘を鳴らす。

【著者紹介】
佐藤優 : 作家、元外務省主任分析官。1960年生まれ、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア日本国大使館書記官、国際情報局主任分析官などを経て作家活動に入る。著書に『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)など

舛添要一 : 国際政治学者、元東京都知事。1948年生まれ、東京大学法学部政治学科卒業後、同大学法学部助手。パリ、ジュネーブ、ミュンヘンで外交史を研究。東京大学教養学部助教授を経て政界へ。厚生労働大臣、東京都知事を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    第一次大戦後、なぜヒトラー、スターリンなどの独裁者が生まれたかと問う。その背景には、社会のニヒリズムと独裁者のシニシズムがあり、不寛容と排外主義が拡大したのだと。それは、SNSによってニヒリズムが新自由主義と結びつく現代に通底し、皇帝として振舞うトランプ大統領の誕生に繋がる。舛添先生は、三権分立を徹底すると究極的には大統領が王になるとして「モンテスキューを疑え」と主張し、「民主主義は、民意を創作し操作することで全体主義になり得る」と言う。独裁者個人の問題ではなく、民主主義の根源的な機能不全が原因なのか…。

  • breguet4194q

    2人の慧眼に脱帽。現状の世界を的確に分析している事に驚く。トランプも石場もキリスト教徒と言うことから、教義に触れることが多く、佐藤氏の専門的知識のお陰で、背景の深さを思いしる事ができます。また、令和7年夏の参院選前の対談ですが、予想が見事的中しているから恐れ入る。ニヒリズムが蔓延する日本を憂慮し、国家の存亡を真剣に考えなければならない岐路に立っているにも関わらず、多くの日本人が認識したがらない浅はかさに警鐘を鳴らしています。自分が置かれている状況と、日本の将来をしっかり考える必要があると思いました。

  • まゆまゆ

    ヒトラーやスターリンといった独裁者による政治によって広がった悲劇は先の大戦後に過去の遺物となったはずだが、21世紀になってもアメリカやロシア、中国といった国々で独裁者が台頭するのはなぜか、海外に造詣の深い2人が国際政治について語り合う対談本。やはり世界は宗教を理解しないと行動を理解するのが難しいと感じる。ちなみに総理交代前に書かれたにも関わらず、自公連立政権の崩壊が予言されていて驚いた……

  • やす

    なんかそそるお二人だったので購読。中国の監視社会で人民は幸せに便利に暮らしているようだ。まあ監視カメラが多いので犯罪者はすぐに捕まって割に合わないらしい。一方で衝動的な犯罪はあるもよう。不動産バブル崩壊も金融からの出費は7%とそれがチャラになっても倒産するなどはないもよう。2049年には世界一のGDPになるらしい。台湾有事も日本が騒いでいるだけで中国が世界一になれば台湾から寄ってくるってのが狙いだろうという。そうかもしれんね。あとは福音派の話など。ニヒリズムは何言ってるかわからなかった。

  • 松村 訓明(まつむら のりあき)

    元外交官の佐藤優氏と元東京都知事や元厚生労働大臣の舛添要一氏の対談集です。 この本では舛添要一氏のセリフに興味を覚えました。都庁職員は霞が関の役人よりも高給をもらっており、勤務時間も短く、都議会で舛添氏が自分の言葉で説明したところ、役人から「どうして台本通りに読まないのですか、そのため5時に終わらなかったじゃありませんか。勝手な答弁はしないでください」と言われたようです。(60P)(続く)

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