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神学でこんなにわかる「村上春樹」

Masaru Sato

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784104752188
ISBN 10 : 4104752185
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

欧米人は「ハルキ」をこう読んでいる!世界的共感の源を示す画期的作家論。村上作品をキリスト教神学で読めば、ページから違う声が聞こえてくる。悪の問題に正面から取り組んだ『騎士団長殺し』を「不可能の可能性に挑む」「神なき時代の愛のリアリティ」のキーワードで詳細に読みほぐし、最新作『街と〜』に至る展開まで鋭く考察。神学と海外事情に精通する著者だから書けた、発見と驚き満載の書。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    佐藤 優、2作目です。私はハルキストでも村上主義者でもありませんが、村上春樹の新作はコンスタントに読んでいます。7年前に読んだ「騎士団長殺し」に関する著者の神学的村上春樹論でした。こんなに深読みしたら、かなり疲れそうな感じがします。インテリで世界情勢に精通している著者がキリスト教徒なのが不思議です。 https://www.shinchosha.co.jp/book/475218/

  • koji

    佐藤優による村上春樹「騎士団長殺し」の読み解き。原作の引用とその佐藤優流解釈を物語の進行どおりに進めていきます。著者は、プロテスタント的視点から、『騎士団長』のようなイデア(目には見えないが確実に存在する力)や、『顔なが』のようなメタファー(原型を違う形で表わしたもの、隠喩)など(目に見えない)外部の存在を描くことで、悪の実在、悪からの克服(信頼、愛)を描いた作品と言います。納得。更にセンテンスごとの深い読み込みが散りばめられ、「ねじまき鳥クロニクル」詳解に続き、私はまたも佐藤優さんに打ちのめされました

  • 冬薔薇

    著者の根底にある、プロテスタント神学、外交官インテリジェンス、東京拘置所の512日間などを基盤に読み解く。本文を引用して読み込んでいるのでわかりやすい。読んだ人の感性、土台の違いだけ読み方があるとわかる。共感するかどうか自分の中にあるものと関わる。そういうことかと納得する事もあり。イデアの騎士団長とイエスキリストの相似とか。(あとがき)は次作の読み解き。

  • れいまん

    面白すぎて一気に読んだけど、読み直したところもあり。 まずは、こんなに書いちゃって良いのかなと言うこと。春樹氏は読んだのかなとか思わずにはいられない。 わたくしが2005年にロシアに旅行して、個人宅でお茶をごちそうになる企画があり。その時、日本の本は何を読むのと聞いたら、村上春樹はとても面白いと言ってました。ロシアではとても人気よとも。 春樹氏は、外国文学にとても通暁しているので、この読み解き、そうかもと思ってしまうところがある。

  • 酩酊石打刑

    本のタイトル〈こんなにわかる「村上春樹」〉というのはちょっと違うような気がした。文学購読のような構成で、原文を細かく丁寧に分析していく。このようなスタイルもなかなか楽しいが、村上春樹が分かるというのは違うような気がした。作品の読み解きとしては興味深いのだが。本書末尾に「神なき時代において、人間がいかにして愛のリアリティを獲得するかを」『騎士団長殺し』は示したと記していた。しかしその責を担ったのは佐藤氏のようだ。イエスの言行を伝えたマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの福音書のような印象を受けた。

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