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異形の政権 菅義偉の正体 祥伝社新書

Masaru Sato

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396116378
ISBN 10 : 4396116373
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

二〇二〇年九月、菅義偉自由民主党総裁が首相に就任した。菅首相はこれまでの首相にない「異形の権力者」であり、その政体は「異形の政権」であると、著者二人は言う。具体的には無派閥・非世襲の政治家であり、総裁選直前まで下馬評に上ることはなかったが、安倍晋三前首相が辞意を表明するや一気に上り詰め、政権発足後は権力を極度に自分へと集中させている。他方、菅首相がどのように権力を行使しているかは、ほとんど報道されない。なぜこのような政権が誕生したのか、その実態とはいかなるものか。前著『長期政権のあと』で安倍政権の本質を見抜いた著者二人が読み解く。

目次 : 第1章 異形の権力者・菅義偉(「異形の政権」の誕生/ 権力の源泉 ほか)/ 第2章 菅政権の権力構造(長期政権か、短期政権か/ 安倍政権と菅政権の違い ほか)/ 第3章 総理総裁への道はどう変わったか(派閥抗争の始まり/ 官僚派対党人派 ほか)/ 第4章 短期政権になる宰相・ならない宰相(政権の寿命を決めるもの/ 歴史を変えた石橋湛山元首相の辞任 ほか)/ 第5章 新たな世界地図(民主国家より多い非民主国家/ 資本主義の暴走 ほか)

【著者紹介】
佐藤優 : 作家、元外務省主任分析官。1960年生まれ、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア日本国大使館書記官、国際情報局主任分析官などを経て作家活動に入る。著書に『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)など

山口二郎 : 法政大学法学部教授。1958年生まれ、東京大学法学部卒業。同大学法学部助手、北海道大学法学部教授、オックスフォード大学セントアントニーズ・カレッジ客員研究員などを経て現職。専門は行政学、現代日本政治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • gtn

    菅政権が短命に終わることを著者は読んでいたようだ。マキャベリストであるがために、ブレーンを遠ざけ、ある意味独裁者になってしまったこと。その割に、国民に対し、発信力がなかったこと。しかし、リアリストでもある。自党の利と権力欲を秤にかけ、前者を優先した。

  • サトシ@朝練ファイト

    表題の話よりも戦後の簡潔な自民党史として読むと実に味わい深い。

  • 羊山羊

    タイトルで損してるけど、今の自民党の基盤をきっちり押さえて解説しながら菅政権や現在の政治トレンドまで網羅する良著。権威主義的政治の台頭と資本主義、個人主義的な思想がちょうどコロナ禍に突き刺さる現状では、過度に時代が逆行することにもなりかねない。また、叩き上げの政治家かエリートの出自というのはかなり政権運営への影響が大きいなとつくづく感じる1冊でした。

  • スプリント

    2021年総選挙の結果を知って本書を読むと中々楽しい。

  • templecity

    佐藤優と山口二郎が菅政権をある意味批判。民主党政権時は官僚がつるし上げられた。対象は課長級だったが、今は局長級。その恨みもあるのか野党となった旧民主党には非協力的。蓮舫などは評判が悪い。自民党も派閥があるときは色んな議論が交わされていた。小選挙区前は派閥間の競争もあるので議員は良く勉強していた。小泉政権以降、公共事業を削減されたので地方も動きが悪い。病院の設備も落ちてきているのがコロナ対策に響いていた。やはり国民に向けて話す姿勢で無いと人気が出ない。菅政権時だけでなく、近年色々問題は出てきているようだ。

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