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君たちが忘れてはいけないこと 未来のエリートとの対話

Masaru Sato

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784104752157
ISBN 10 : 4104752150
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan

Content Description

世界を読み解く知性を授ける白熱講義。怖いもの知らずの超難関高校生、佐藤優に体当たり。

目次 : 1 ファシズムは僕らの周りにある 2016年4月5日(「半年後の国際情勢をズバリ予測します」と言っている人がいるとしたら、それは大ウソつきか、まるで分かっていないかのどちらかです。/ 共産主義と違って、ファシズムはまだ潜在力を使い切っていない。/ 今は入学歴プラス大学で何をやったのかが問われる、真の学歴社会が到来している。/ 人生の価値観を高収入に置く場合、儲ける方法はたった一つしか無い。それは企業を興して、他人の労働を搾取することです。/ みなさんが大学に入って学ぶ際にも、平和学の仮面をかぶった安全保障問題や軍事問題があることを覚えておいてください。)/ 2 モラルとモラールを持って生きよ 2017年4月4日(計算能力と識字率の高さが産業社会の特徴であり、産業を維持するために必要なインフラなんです。/ 日本における天皇制と似ているのが、イスラム社会におけるイスラム教です。/ 沖縄問題の一番のボタンの掛け違いは、中央政府の目には、自分たちの味方が敵に見えていることだ。/ 北朝鮮には世論がない。韓国には世論がある。/ 言っておくけれど、受験勉強を決してバカにしてはいけない。)/ 3 AIと正しく付き合うために 2018年4月5日(君たちは「常識」に疑問を持たねばならない。/ 森友問題は、能力がなくてやる気のある政治家と、能力があって倫理観の欠如した官僚によって起きた案件なんだ。/ 外務官僚はいま、安倍内閣のために一生懸命仕事をしないんだよ。/ 受験勉強は総合マネジメント能力の勝負だから、君たちは十代の時点で社会の上層部に残ることがほぼ確定しています。/ この国では天皇の名の下にさまざまなものが結び付くのが特徴です。/ 懸命に這い上がってくる人たちの気持ちを理解するには、ぜひ小説を読んでください。)

【著者紹介】
佐藤優 : 1960(昭和35)年生れ。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省。在英大使館、在露大使館などを経て、1995(平成7)年から外務本省国際情報局分析第一課に勤務。2002年5月に背任容疑、同7月に偽計業務妨害容疑で逮捕。2005年2月執行猶予付き有罪判決を受けた。同年、自らの逮捕の経緯と国策捜査の裏側を綴った『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。以後、文筆家として精力的に執筆を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かわうそ

    『そう考えると、人生の価値観を高収入に置く場合、儲ける方法はたった一つしかない。それは企業を興して、他人の労働を搾取することです。』79ページ そうなると、1番資本主義的らしい商売は人材派遣ということになる。だから、日本の新自由主義を推し進めた竹中平蔵氏が人材派遣の会社を営んでいることも偶然ではないんでしょうね。 また、実験の力が及ぼない学問(哲学、社会科学、文学、神学)の社会的な復活が今の時代必要な気がしました。合理主義ではおよそたどり着かない領域にこそ精神的な救いがあると思う。

  • キク

    佐藤優と灘高生の対話集。佐藤さんが優秀で勉強家であることには、今更驚かない。いつも通り、多様で重要な世界の問題を深く語っている。ビックリしたのは灘高生達の優秀さだ。国立情報学研究所社会共有知識研究センター所長は、灘や開成の教育法は国の教育方針の参考にならないし、そもそも対象にすべきではないと言う。中学入学時点で、公立トップ進学校の高3レベルの読解力のある生徒だけが選抜されているので、カリキュラムが特異すぎるらしい。そもそもこの対話集は灘の夏休み課外学習として実施されている。異次元すぎて、逆に面白かった。

  • かわうそ

    ★★★☆☆ 最近のこの著者が自分で書いた本は明らかに急いで作られたような中身のない本ばかりであるのであまりお勧めしない。(自壊する帝国、国家の罠は面白い)それよりもこのように対談形式のような本や講義形式の本の方が著者の良さが出ている気がする。プルトニウム型原爆よりもウラン型の方が実験の必要性がないのである意味で注意しなければいけないという話は面白い。資本主義が外部要因によっていわば受動的にできたシステムであるのにここまで資本主義というシステムが続いている事は奇跡に等しいように思える。

  • まるほ

    前作『君たちが知っておくべきこと』の続編。今回は『ファシズムは僕らの周りにある』『モラルとモラールを持って生きよ』『AIと正しく付き合うために』の大まかな3つのテーマを基に灘校生との対話講義が進む。▼今回も著者の“知”には圧倒される。またこの講義を受け止める灘校生のレベルの高さにも驚かされる。▼今この社会に起きている様々な事象を、俯瞰的、多面的に読み解き、将来に向けてどのように対処すればいいのか、ということのヒントを示唆しているのであろう。▼自分なりに自己の“知”を鍛えていかねば、と思わされる良本でした。

  • かおり

    私の老後は、こういう子たちが作るのね。とても頼もしく感じました❗難しくて会話にまざれないけど、頭がいいだけじゃなくて、きちんと哲学してるんだなぁと安心するところもありました。未来のエリートかぁ···。

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