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ISBN 10 : 4022735821
Content Description
集団的自衛権行使容認の閣議決定で注目された公明党。
「押し切られた」との見方が大勢だが、著者はじつは
「戦争ができないようにする」一文を盛り込ませたとの見方をしている。
「真相」を母体である創価学会の教義と論理から検証する。
渾身の緊急出版。
【目次】
第1章 集団的自衛権容認の真相――公明党は本当に押し切られたのか
・公明党の「平和主義」
・「カネで買っている」は都市伝説
・複数の視座から捉える
・「創価学会タブー」の存在
・新聞の論調
・日米関係にマイナス
・行使できない「縛り」
・ホルムズ海峡封鎖の意味
・山口代表の発言
・憲法上の歯止め
・「名ばかり集団的自衛権」と安倍首相のトラウマ
・公明党はなぜ噛みあったのか
第2章 歴史的に見た創価学会、公明党、日蓮正宗
・同時代史としての『新・人間革命』
・国政政党としての歩み
・獄中にあった二人の指導者
・柳田国男、新渡戸稲造と親交
・「価値を創造することだ」
・法華経を「再発見」
・うち続く天変地異
・現世に注がれる眼差し
・今をよりよく生きよう
・不思議な光の玉が飛んできて
・末法の世と国家の思想統制
・電車が明治神宮の脇を通るとき
・神様に手を合わせて拝んではだめ
・勉強では読めない法華経
・獄中で直観した法華経の真髄
・宇宙生命も人間の命も
・生老病死の問題
第3章 「池田大作」の思想と行動
・長兄はビルマで戦死
・現実政治に影響を与えてこそ
・組織防衛を優先、法廷闘争へ
・大阪事件とは何だったのか
・宗門との二度の対立、そして訣別
・組織のダメージを最小限に
・己の信仰か国家か
・困難を解決する知恵
・姿を現す「転倒の宗教」
第4章 “うさんくささ"と政教分離をめぐる攻防
・誤解される「政教分離」
・「内閣総理大臣安倍晋三」名での答弁書
・答弁書が否定する「政教分離」
・「宗教団体が政治に口を出すな」
・公明政治連盟の結成前夜
・公明党の選択肢
・繰り返された創価学会批判
・戒壇の建立も自由
・世俗政党は危機を招く
・日本の政治のガラ空きゾーン
・“うさんくささ"が消える
・国家策動への対応
第5章 創価学会インタナショナル(SGI)と世界宗教
・広宣流布と池田氏の再解釈
・創価学会のアキレス腱
・「そして、世界に征くんだ」
・「サウロの回心」と世界宗教
・日本人ディアスポラの宗教
・永遠の「折伏」団体
・組織化された海外布教
・ナショナリズムと普遍宗教
・「否定神学」の論法
・集合的無意識の発露
・グローバリズムの可能性
・韓国、台湾のSGI
・ナショナリズムを暴発させない
・具体性を伴う平和主義
・自民党とは“ガチの勝負"
第6章 いまを生きる宗教―― 一キリスト教徒の視点から
・子どもの頃、そして学生時代
・「神社は宗教か否か」
・強みになった「獄中非転向」
・官僚として送り出される学会員
・「である」ではなく「する」
・世俗権力への接近
・国家と個人の中間
・預言者の存在に着目
・「あの世」を「この世」に包み込む
・政教分離の再整理
・移民問題と排外主義
あとがき
資料 閣議決定文書
【著者紹介】
佐藤優 : 作家、元外務省主任分析官。1960年生まれ。85年同志社大学大学院神学研究科修士課程修了後、外務省入省。在英国、ロシア連邦日本国大使館勤務等を経て、本省国際情報局分析第一課にて主任分析官として対ロシア外交を担う。2002年背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。09年最高裁で上告棄却、外務省失職。現在、執筆、講演活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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投稿日:2015/01/31 (土)
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