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アフリカ史 講談社学術文庫

Masao Yamaguchi

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065330517
ISBN 10 : 4065330513
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

様々な学問分野を自由に越境し、「知ることの楽しさ」を生涯発信し続けた“知の道化師”、山口昌男。その真髄とも言える「アフリカ」研究を、丸ごと一冊、通史に集約。思いがけなくも豊かなアフリカの相貌、実験的とも言える日本との対比、一九三点もの貴重な図版掲載!常識を覆す大胆な視点で、人間と自然の新たな共生の可能性を辿る。

目次 : 1 アフリカの古代世界/ 2 大発見の神話学/ 3 伝統国家の栄光/ 4 東海岸―交易都市の繁栄/ 5 南アフリカのナポレオンたち/ 6 ヨーロッパによる仮死/ 7 再生への胎動/ 8 試行錯誤の現代史

【著者紹介】
山口昌男 : 1931‐2013年。北海道出身。文化人類学者。東京大学文学部国史学科卒業後、東京都立大学大学院で文化人類学を専攻。ナイジェリア・イバダン大学講師、東京外国語大学教授、札幌大学学長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • skunk_c

    文化人類学者の手による、本邦初のアフリカ通史。上梓が1977年であり、現代史が50年前という制約はあるが、本書内にも指摘があるように、無文字文化のアフリカの歴史を、文字に依拠することがその言葉にも示されるヨーロッパなどの歴史学で説き起こすことは、特に古代史においてはほぼ不可能であり、その点現地での伝承聴取などの調査を重ねてきた著者は、極めて適した位置にいると思った。実際、アフリカを歴史学のワンダーランドとするなど、従来の歴史学の手法では捉えきれない対象として、錯誤を含みながらも叙述を試みている。名著だ。

  • さとうしん

    著者の専門柄ということか『新書アフリカ史』と比べて各地の神話が占める比重が多い。そして人物などについて日本史に例える箇所が目立つが、ボルヌーのイドリス2世、ズールーのシャカ王、エチオピアのメネリック2世ら英雄たちの物語は確かに魅力的である。特にエチオピアは独立を保ち続けたということもあり、アフリカ人民の解放の象徴となったということである。近代になって西欧からキリスト教が伝来すると、コンゴのシモン・キンバングーのように救世主を称して宗主国への反抗を説く者が現れたのは、中国の太平天国を連想させる。

  • 穀雨

    原著は昭和52年、講談社版世界の歴史の一冊として刊行されたもの。著者のフィールドは人類学だが、日本人によるアフリカ史の書物はこれが初めてだったらしい。半世紀近く前の本なので、表現などにも古さが目立つが、サハラ以南アフリカ各地の歴史が簡潔にまとめられていて大変読みやすく、座右の書として有益だと思った。特に南アフリカに関する章は、類書もあまりないので勉強になった。

  • しおり

    世界史の一隅を占めているに過ぎないアフリカ史。ほぼ知識がない状態で読んでみたら用語が横滑りしてしまった。アフリカはとても広大で、地域によって異なった時が過ぎていた。どの地域でも帝国と呼べる規模の勢力が勃興していた。牛を媒介にした封建制が成立していたのが面白い。古代の国家では、王は儀式を通して神を降らせることで成立することから絶大な権威を持ちながらも世俗的な力はほぼなかった点が興味深い。一挙手一投足が国家の命運を左右することからほとんど表舞台に立つことがない。セカイ系だ。ヨーロッパと接触した際の反応も様々

  • わたてつ

    アフリカ通史は全くの素人だったが日本との対比であったり、地域や時代で区分された編年体で書かれていたりと著者の工夫が凝らされており、一応は理解できた。

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