Books

孔丘 上 文春文庫

Masamitsu Miyagitani

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167921064
ISBN 10 : 4167921065
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan

Content Description

春秋時代、魯に生を享けた孔丘は、家族の情愛に恵まれずに育つが、詩と礼を愛する青年となる。三十で官途を辞し、首都・曲阜に建てた教場には次々と若者達が入門してきた。有力貴族が主君を脅かす魯にあって古の学問への探究心やみがたく、四十を迎えんとする孔丘は、先進国・周に留学する。稀代の教育者の生涯を描く大河小説。

【著者紹介】
宮城谷昌光 : 昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成6年芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成16年に菊池寛賞を受賞、平成18年に紫綬褒章を受章。平成28年に「劉邦」で毎日芸術賞を受賞。同年、旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Tomoichi

    文藝春秋に連載されていて読んでいたのに、突然オール讀物に移動。こういうの本当にやめて欲しい。

  • mikio

    「不惑」その惑いとは、自身の生きかた、あるいは心理についていっているのではなく、思想の基底となるべき文化形態が、夏、殷、周とあるので、なにが最善であるのかを模索してきたことをいい、四十歳になって、周文化がもっともすぐれていると、確信したことにほかあるまい。(P298)より具体的な自信というか確信が秘められていたのですね。

  • 新父帰る

    2023年10月刊。著者の作品は以前、10種くらい読んだ。この書の前に三国志が出ていたが、待望の孔子の本が出たので早速手に入れた。孔子に関する記録は沢山あるが、この書の人物像はよく書けていたと思う。しかし、ストリーの転換をもう少し、丁寧にと思った。例えば、周都で老子に孔丘は弟子入りするが、6年間の留学の割合には老子と孔丘の対話の記述が少ない。実際、どのような記録が残っているのか調べてみたい。この点少し残念だった。全体的にボリュウーム感がなかった。これから下巻を読み進めるが、どのような展開になるか楽しみだ。

  • Hatann

    儒家の始祖とされる孔丘の生涯を小説化した。神格化した孔子ではなく、失言もあり失敗もあった孔丘という人間を描く。孔丘は、権力者の言葉が法となり、矛盾する礼が失われることを危惧する。すべての官民が詩と書を学ぶことにより、礼を知ることで理想的な国家を維持できると考え、自らも常に学び続けた。立志することで家族との軋轢と生み、貴族層にも取り上げられず苦悶しつつも、成周に留学して、周王朝の元司書から学ぶことで確信を得る。史記に記された老聃との邂逅を否定しつつ、先生(老子)からの学びが不可欠の体験だったことを示す。

  • サチオ

    以前、教えるためには真に理解が必要と職場の先輩から教えてもらった事がある。 その起源が孔丘の語った「教えることは、学ぶことだ」という言葉であったと思うと、それだけでも驚きを覚えた。 著者の作品の中でもここまで家族に恵まれない主人公は記憶に無く、息子の孔鯉とのこれからが気になります。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items