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劉邦 一 文春文庫

Masamitsu Miyagitani

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167910976
ISBN 10 : 4167910977
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan

Content Description

誇るべき家柄も武威もなかった劉邦が、いかにして家臣と民衆の信望を集め、項羽を倒して漢王朝を打ち立てたかを雄渾に描く。全4巻。

【著者紹介】
宮城谷昌光 : 昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成16年に菊池寛賞を受賞、平成18年に紫綬褒章を受章。「劉邦」で平成27年度毎日芸術賞を受賞。平成28年に旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 三代目 びあだいまおう

    時は紀元前200年、キングダムの後の時代である。始皇帝が中華を統一して以降、秦の世が乱れ、やがて2人の英傑が立ち上がる。最強と謳われし項羽と、人柄のみが取り柄の劉邦。司馬作品に2人の血沸き踊る戦いが描かれているが本作は劉邦中心。役目を命じられて人を率い咸陽に向かうが、途中裏切り者が集団で逃げ出す。命令に背いた場合引率者が処刑される。劉邦は1人罪を背負い仲間に酒を振る舞う。私欲が蔓延る乱世だからこそ、劉邦の人柄に人は惹きつけられる。幾ばくかの仲間と山で雌伏し時の至るを待つ巻。著者初読ですが読みやすい‼️🙇

  • KAZOO

    宮城谷さんの漢王朝の創始者である劉邦を主人公にしたもので新聞小説であるせいか読みやすい気がしました。司馬さんの「項羽と劉邦」が有名ですが、この宮城谷さんの作品も読者層を増やしそうな気がしました。陳勝呉広の乱を契機として立ち上がりますがやはり最初は苦戦して雌伏のときなのでしょう。ただ彼を評価する人物がかなり周りにいることがよくわかります。

  • つねじろう

    まあ大変丁寧に劉邦を描いてる。司馬遼太郎の「項羽と劉邦」と比較されるのは仕方がない。それに比べるとテンポもメリハリも上品だけどそれはそれ宮城谷さんだから。

  • 再び読書

    陳勝、呉広の乱まで、劉邦が地元のあんちゃんの時代からのスタート。途中、すでに始皇帝は死去し、2代皇帝の胡亥に代わる。末子からの皇帝なので、血なまぐさい粛清の中、打倒秦のきっかけである二人の反乱が始まる。宮城谷作品の特徴とも言える人物の描き方の弱さが残念でもある。これからの動きに期待しましょう。

  • くまクマ

    確かに出来るリーダーにはオーラが見えると言いますが、劉邦のそのオーラは天子の気とか五彩の気、たぶん半端ないんだろうな。最後、挙兵しました。次巻が楽しみです!

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