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ISBN 10 : 4121101391
Content Description
本やスマホ、土地や家屋、雇用や資産。自分のモノとして持っていることが「所有」であり、衣食住や商品取引、資本主義の原点である。こんにちシェアやサブスクがあるのに、ヒトは所有せずにいられない。他方でヒトの生存を守る所有権が、富の偏在を生む元凶となっている。なぜだろうか?経済学や社会学、人類学の第一線の研究者6人が、所有(権)の謎をひもとき、人間の本性や社会の成立過程、資本主義の矛盾を根底から捉えなおす。
目次 : 第1章 所有と規範―戦後沖縄の社会変動と所有権の再編(岸政彦)/ 第2章 手放すことで自己を打ち立てる―タンザニアのインフォーマル経済における所有・贈与・人格(小川さやか)/ 第3章 コンヴェンション(慣習)としての所有制度―中国社会を題材にして(梶谷懐)/ 第4章 経済理論における所有概念の変遷―財産権論・制度設計から制度変化へ(瀧澤弘和)/ 第5章 資本主義にとっての有限性と所有の問題(山下範久)/ 第6章 アンドロイドは水耕農場の夢を見るか?(稲葉振一郎)
【著者紹介】
岸政彦 : 京都大学大学院文学研究科教授。1967年生まれ。社会学者・作家。専門は沖縄、生活史、社会調査方法論。著書に『断片的なものの社会学』(紀伊國屋じんぶん大賞2016)、『リリアン』(第38回織田作之助賞)など。編著に『東京の生活史』(紀伊國屋じんぶん大賞2022・第76回毎日出版文化賞)など
梶谷懐 : 神戸大学大学院経済学研究科教授。1970年生まれ。専門は現代中国経済。神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学)。中国人民大学に留学(財政金融学院)。著書に『現代中国の財政金融システム』(第29回大平正芳記念賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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アナクマ
読了日:2025/03/19
よっち
読了日:2023/07/12
月をみるもの
読了日:2023/08/27
かんがく
読了日:2025/01/15
Kazuya Nakagawa
読了日:2025/04/02
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