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ISBN 10 : 4569856926
Content Description
「懐かしさ」こそ人生のすべて。切々たる恋の記憶、いつも笑っていた若い日々。父が風呂場で歌ったヒットソング、母が台所で口ずさんだメロディ。たとえ時代は変わっても、歌は生き続ける。人間の限りある命と「別れ」は不可分であり、だからこそ私たちは惜別の念と共に、豊かな情緒、文化を育むことができた。歌謡曲を愛する数学者が、日本の詩歌に込められた万感の思い、失われたものが喚起する力を読み解く。
目次 : 第1章 父の歌、母の歌(ぞうさん/ 赤城の子守唄/ たきび/ ふじの山/ 哀愁からのまつ林)/ 第2章 生きるために歌う(浅草の唄/ 花/ 空の神兵/ わたしが一番きれいだったとき/ 花の街)/ 第3章 異郷と故郷(異国の丘/ 柿の木坂の家/ 急げ幌馬車/ 琵琶湖周航の歌/ 別れの一本杉/ 赤いハンカチ)/ 第4章 恋に恋する日々(白い想い出/ 22才の別れ ほか)/ 第5章 情緒の核心は「懐かしさ」(紅葉/ 夕日は落ちて ほか)
【著者紹介】
藤原正彦 : お茶の水女子大学名誉教授・数学者。1943(昭和18)年、旧満州・新京生まれ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。理学博士(東京大学)。78年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』(新潮社)で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立する。新田次郎と藤原ていの次男。他の著書に『名著講義』(文藝春秋読者賞受賞、文春文庫)、『孤愁 サウダーデ』(新田次郎との共著、ロドリゲス通事賞受賞、同前)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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tamami
読了日:2024/04/24
まゆまゆ
読了日:2024/05/27
yama1000
読了日:2024/04/05
H
読了日:2024/05/01
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