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ISBN 10 : 4480067094
Content Description
死を迫る権力から、生かすための権力へ―これこそ近代への転換であった。そして規格化された従順な身体を規律と訓練によって創り出してきた近代の権力は今や「管理型権力」という新たな形式へと転換しつつある。身体の扱いはどのように移り変わってきたのか。そして現代の我々の生を取り巻く不可視の権力のメカニズムはいかなるものなのか。ユダヤ人虐殺やオウム、宮崎勤事件などの様々な事例と、フーコーらの権力分析を交差させ、社会を根底で動かすものの正体を暴き出す。
目次 : 第1章 生権力と「法の門」/ 第2章 身体の現在/ 第3章 零度の身体/ 第4章 ファシズムの身体/ 第5章 管理型権力/ 第6章 女門番の正体/ 補論 パレーシアとその裏側
【著者紹介】
大沢真幸 : 1958年長野県松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。個人思想誌『THINKING「O」』(左右社)主宰。専攻は比較社会学・社会システム論。著書『ナショナリズムの由来』(講談社、毎日出版文化賞)、『ふしぎなキリスト教』(共著、講談社現代新書、新書大賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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