Orchestral Works Vol.2 : Sloane / Bochum So

マルクス 管弦楽作品集 第2集

後期ロマン派に属する作曲家ヨーゼフ・マルクス。晩年にはフランス印象主義の影響を取り入れた作品を書きましたが、基本的にはあまり前衛的な作風を採用することはありませんでした。このアルバムでは、彼が好んだ「古風な様式」に基づいた3つの作品が収録されています。
　『古いウィーンのセレナード』はオーストリア音楽の特徴を前面に押し出したのどかな曲であり、もともと弦楽四重奏のために書かれた『パルティータ』はミクソリディア旋法が用いられたエスニックな響きを持つ曲。同じく弦楽四重奏のために書かれた『シンフォニア』はハイドンやモーツァルトに敬意を払ったウィーン風の明るい主題を持つ曲。どれもロマンティックな感性と古典的な様式が融合した美しい作品です。（輸入元情報）

【収録情報】
マルクス：
● 古いウィーンのセレナード (1941-42)（イントラーダ／アリア／メヌエット／行進曲風スケルツォ）
● 古風な様式による弦楽四重奏のためのパルティータ（弦楽オーケストラ版） (1937-38, rev.1945)
● 古典的な様式による弦楽四重奏のためのシンフォニア（弦楽オーケストラ版） (1940-41, rev.1944)

　ボーフム交響楽団
　スティーヴン・スローン（指揮）

　録音時期：2003年4月24-30日
　録音場所：ドイツ、ヴッパータール、シュタットハレ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　制作レーベル：ASV（CDDCA1158）