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あのこは貴族

Mariko Yamauchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087710175
ISBN 10 : 4087710173
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan

Content Description

地方生まれの美紀と東京生まれの華子。
アラサー女子たちの葛藤と成長を描く、山内マリコの最新長編!

「苦労してないって、人としてダメですよね」――東京生まれの箱入り娘、華子。
「自分はお話にもならない辺鄙な場所に生まれ、ただわけもわからず上京してきた、まったくの部外者なのだ」――地方生まれ東京在住OL、美紀。

東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育てられたが、20代後半で恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされてしまう。名門女子校の同級生が次々に結婚するなか、焦ってお見合いを重ねた末に、ハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。
一方、東京で働く美紀は地方生まれの上京組。猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退し、一時は夜の世界も経験した。32歳で恋人ナシ、腐れ縁の「幸一郎」とのダラダラした関係に悩み中。
境遇が全く違って出会うはずのなかったふたりの女。
同じ男をきっかけに彼女たちが巡り合うとき、それぞれ思いもよらない世界が拓けて――。
結婚をめぐる女たちの葛藤と解放を描く、渾身の長編小説。

【著者略歴】
山内マリコ(やまうち まりこ)
1980年、富山県生まれ。2008年に「女による女のためのR−18文学賞」で読者賞を受賞。12年『ここは退屈迎えに来て』で作家デビュー。地方に生きる女子たちのリアリティを見事に描き出し、様々なジャンルのクリエイターから称賛を受ける。主な著作に『アズミ・ハルコは行方不明』『さみしくなったら名前を呼んで』『パリ行ったことないの』『かわいい結婚』など。
16年12月、『アズミ・ハルコは行方不明』が蒼井優主演・松井大悟監督で映画化。

【著者紹介】
山内マリコ : 1980年、富山県生まれ。2008年に「女による女のためのR‐18文学賞」で読者賞を受賞。12年『ここは退屈迎えに来て』で作家デビュー。地方に生きる女子たちのリアリティを見事に描き出す作風で話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ❁かな❁

    山内マリコさんの作品を読むのは9作目!今作も面白かったです♬東京生まれで箱入り娘の華子と地方生まれの上京組の美紀。華子はセレブなので住む世界が全く違い、こんな感じで結婚相手を選んだりするのも大変だなぁ。美紀の辛さや苦労もわかり、それぞれに悩みや辛いところあるのがよくわかった。それだけだと何だか暗いお話ですが途中からの展開が良く一気に楽しくなりました!相楽さん機転がきいていてすごくいい*幸一郎のこと嫌だけど幸一郎の仕方がないって言葉も本音なんだろうなぁ。私は美紀が好き♡頑張ったなぁ♪読後感爽やかで良かった♡

  • mariya926

    日本は格差社会じゃなく階級社会なんだと納得しました。東京で住んでいる上流階級と田舎の社会を上手く描いています。そしてどちらにも属さないのは自由だということを知りました。シンデレラは結婚した後に苦労したという話を聞いたことがありますが、確かに階級が違いすぎるとギャップというか違和感が大きすぎて大変なのが結婚かもしれません。でも階級的にもお似合いだと思われた2人が離婚するのも意外でした。モラルゆるゆる男は最悪ですけど、上流階級だけにいるって訳ではないし、この作家さんの他の本も読んでみたくなりました。ナツイチ

  • ケンイチミズバ

    20代の頃、私の周囲にも貴族はいた。二人とも恋愛対象は病院の後継ぎとなる男性。が、みちるちゃんは親の束縛から逃れるため英国留学、サバンナの気球ツアーで運命の出会い、ガイドにしてリアル貴族、マイケルと親の反対を押し切り結婚。フォーシャムの城主ナウ。しほちゃんは医師と成田離婚、気分転換にと励まそうと職場グループで旅行した初日の夜、私のバンガロウを酔いちくれてたずねてきた。何もなかったかのようにその後パティシエのギーとこれまた親の反対を押し切り結婚、パリから車で40分の片田舎で農場主ナウ。女子、たくましい。

  • なゆ

    山内さん、やっぱり面白い★そして面白いだけじゃない、なんか漠然と見過ごしてきたものをシレッとあぶりだすのがうまい。東京で生まれ育ったイイトコのお嬢様華子の婚活、そこから、地方から上京してたくましく生き抜く美紀の話へ。「住む世界が違う」って、こういうことよね。それぞれにとっての普通≠焉A違いすぎて歯がゆいけど笑える。さらに生粋のお坊ちゃま幸一郎の、狭い世界で生きてる感じもナルホドなと。この流れでのありがちなパターンじゃないところが、気持ちよく読めた。終盤が少々バタバタだったけれども。

  • うっちー

    題名どおりの話しですが、読後感はいいですよ。

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