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モンローが死んだ日 新潮文庫

Mariko Koike

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101440286
ISBN 10 : 410144028X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan

Content Description

軽井沢にほど近い、別荘と住宅が混在する静かな森の一画。2匹の猫と暮らす59歳の幸村鏡子は、夫を亡くして以来、心身の不調に悩んでいた。意を決してクリニックを受診し、独身で年下の精神科医、高橋と出会う。少しずつ距離を縮め合い、幸福な時を紡ごうとしていた矢先、突然、高橋は鏡子の前から姿を消してしまった…。それぞれの孤独を生きる男女の心の揺れを描いた濃密な心理サスペンス。

【著者紹介】
小池真理子 : 1952(昭和27)年、東京生れ。成蹊大学文学部卒業。’96(平成8)年『恋』で直木賞、’98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、『無花果の森』で’11年度芸術選奨文部科学大臣賞、’13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chantal(シャンタール)

    還暦間近の鏡子は夫と死別してから、天涯孤独で軽井沢にほど近い場所でひっそりと生きて来たが、深い孤独から精神的な不調を来し、治療のために医師高橋と出会う。その後男女の関係となるが、高橋は突然姿を消し、その消息を探すうちに彼は偽の「高橋医師」だった事がわかる。いったい彼は何者なのか?全編鏡子の視点で描かれるのだか、老いに向き合う彼女の心理が痛いほどわかる。誰かにそばにいて欲しい、でもこの歳になって裏切られたり心変わりされることを思うと独りの方がいいと思ったり。私ならきっと結末は彼女と同じ選択をしただろう。

  • アッシュ姉

    大人の恋愛小説かと思ったら、まったく予想外の景色が広がっていった。たった数行の新聞の三面記事から創作のヒントを得て、これほどの長編を書き上げたことにさらに驚く。さすが小池真理子さんである。

  • ミッフー

    入院中の病院にて完読📖 単なる腸炎なのでご心配には及びませんが、集中力は減退😩 小池小説では、恋に衝撃を受けファンになり、今迄数多くを読みましたが、評価は並💦 内容は至ってありきたりな大人のサスペンスラブ物語、それに670ページも費やす意義が分からない😓 多少のクドさも感じつつ、情景描写や表現力、文章の美しさに長けた小池氏だからこそ最後まで読めたが、他の作家なら❓題名にモンローを使ったのは売れ線狙いか、大して本題と関係無いのに😜 それにしても僕の中では、まりりんと渡辺直美がダブりまくりでした😅

  • 佐島楓

    恋愛とミステリのバランスが良いのはさすが小池作品。ただネット検索でだいたいの謎が解けてしまうところにやや疑問を感じたが、それも時代ということなのだろうか。女性の揺れ動く心情描写はいつもながら心に残る。

  • ann

    自分はたぶんとても自己肯定感が低いのだが、だからなのかヒロインの自己肯定感の低さから来る、あきらめ感とか、どーせ感がもういちいちわかりすぎてしまったり、あるいは作者特有の、若くない女性の恋愛模様、気持ちの揺れ加減などの繊細な描写にのめり込んでしまう。(しかも4歳歳下の男性となんて、どストライク) たまには夢と現実があやふやになりそうな小説を読むのも必要な今の自分。

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