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旅行者の朝食

Mari Yonehara

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163584102
ISBN 10 : 4163584102
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2002
Japan

Content Description

“大食い早食い”通訳を自称し、また自らを「食べるためにこそ生きる」人間と語る著者、初の食にまつわるエッセイ集。旧ソ連時代の奇妙な缶詰や幻の蜜飴など美味珍味が勢揃いのグルメ・エッセイ、ロシア風味。

【著者紹介】
米原万里 : ロシア語会議通訳、エッセイスト。1950年生まれ。59〜64年、在プラハ・ソビエト学校に学ぶ。東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学修士課程修了。80年設立のロシア語通訳協会の初代事務局長を務め、95〜97年会長。92年、報道の速報性に貢献したとして日本女性放送者懇談会SJ賞を受賞した。著書『不実な美女か貞淑な醜女か』(徳間書店、新潮文庫)で読売文学賞受賞、『魔女の1ダース』(読売新聞社、新潮文庫)で講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぶんこ

    題名から米原さんが旅行した時の食のエッセイと思い込んで読み始めました。 初っ端から難しいラテン語やギリシャ語の話に面食らいました。 その凄い知識量と、どこまでも調べ尽くそうとする気力に感嘆。 以前、プラハでの学生時代を懐かしみ、思い出の地と友に逢いに行く番組を見ましたが、友のその後の人生は様々で、未だに隠れるようにひっそりと暮らす人、成績が悪かったのに医者になっていた人、そして作家や文化人として活躍中のご本人。 感受性豊かな子供時代に、不便な異国で育ったから、こんなにも貪欲な知識欲が生まれたのかな?

  • tera。

    再読。昨年観た「グレーテルのかまど」で紹介された『米原万里のハルヴァ』で、実家にあったこの本の存在を思い出した。昔話や童話の中に登場する食べ物を検証したり、実際に食べた物に関するエッセイ。サンボやハイジ、かちかち山や桃太郎などタイトルを聞くだけで、頭の中に浮かんで来て食べたくなってしまう食べ物のお話は、とても楽しく興味深かった。そして白いご飯をこよなく愛する私は、紛うことなき日本人なのだと大いに納得。「叔父の遺言」は寂しい中にも暖かく、叔父さまの愛情と食い意地が感じられて素敵なお話だった。

  • なにょう

    今もこの方は日本のどこかに生きていて気炎をあげているんじゃないか…相変わらずエネルギッシュな一冊。エネルギッシュなはずだ、こんなに丈夫な胃腸をお持ちだもの。…神戸に関するくだり…本当の名店は宣伝なんかしないもんだって。まったくそうだな。日本に生まれて何が幸せって、どの方面、どの国でも大家がいて日本語で大まかな流れをつかめてしまうことだな。ロシア方面ならまず、この方だな。

  • nagatori(ちゅり)。

    初・米原万理さん。「食べること」をことのほか愛している人種、というのは確実に存在すると思う。米原さん然り、そしてこの私も恥ずかしながら然り。米原一族の食べ歩きもつぶさに見てみたくなった。そしてこの米原さんと言い『サンドウィッチを銀座で』の平松さんと言い…どうしてこう、食道楽のひとってこんなに東海林さだおさんを愛しているんだろうー!あーまた丸かじりシリーズ読みたくなったー!

  • j

    ただただハルヴァが食べたいと思うばかり。なんだか沖縄のちんすこうみたい。日本の寿司がアメリカや海外の寿司と全く違うように、土地が変われば物も変わる。著者の食べ物愛への探究心は言語への探究心と比例してる気がする。ロシアでは、アメリカ風の食べ物が輸入されているのか気になった。ヒトラーが菜食主義者であり、動物愛護者だったのは徳川綱吉が生類憐みの令を出したのと同じなのだろうか。

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