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ダンシング・ガールズ アトウッド短篇集

Margaret Atwood

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560091944
ISBN 10 : 4560091943
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アトウッドの知られざる初期の短編集、待望の復刊。日常に潜む違和、まだ形をなさない不安‥‥世界の歪みを少しだけ垣間見せる全7編。

【著者紹介】
マーガレット・アトウッド : 小説、詩、ノンフィクション、批評、児童文学など多ジャンルにわたる活動で知られる、現代カナダを代表する作家。1939年、オタワ生まれ。カナダ北部の自然の中で育ち、トロント大学を経て、ラドクリフ・カレッジで文学の修士号を取得。64年に第一詩集『サークル・ゲーム』を発表、69年に『食べられる女』で小説デビュー。77年に初の短編集として『ダンシング・ガールズ』を刊行した。二度のブッカー賞をはじめ、カナダ総督文学賞、アーサー・C・クラーク賞、ギラー賞、ハメット賞、フランツ・カフカ賞など数々の名だたる賞に輝く

岸本佐知子 : 上智大学文学部英文学科卒。翻訳家。著書に『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まさ☆( ^ω^ )♬

    マーガレット・アトウッドは多分初読み。「侍女の物語」が積読中ですが、岸本さんの訳書という事で迷わずゲット。早速読んだ。1989年に刊行されたものの復刊だったのね。すっきり終わらない、モヤモヤが残る物語たち。目を背けたいのにどうしても見てしまう感覚。面白かった。底本に納められた14作中の7作なのだとか。残りの7作も是非読みたい。もちろん岸本訳で。

  • かしこ

    今はこのようには書けないのでは?と思ったのは白人女性が異国の男に感じる不気味さ。言葉はわからないし、文化も違うのに狙いを定められて付き纏われれば、そりゃ怖いと思う。どこの国の男性か明かされていないが、フランス語圏で南北があるのでベトナム? アトウッド作品の特徴である自分がコントロールできない状況への恐怖はこの頃の短編から現れている。後の長編では社会への恐怖を書いているが、この短編集では身近な人が理解できないことを書いていて興味深い。

  • コキア

    大作を書く前にもこんなにショッキングな、しかも短編を書いていたとはね(翻訳版は何年もかかる…) 綺麗事を言わなくて、いつでもシビアでリアル それでいてユーモアも忘れないから要所要所で読みたくなる作家 権力や不平等、支配に抗う女に対して いつでも味方だ

  • mick

    あとがきにもあるが古さを全く感じない。今ある不穏さをおもって背筋が寒くなる。心理描写、建前と本音の描き方、ぐっとくる。

  • biwacovic

    『侍女の物語』前のアトウッド短編集。 1989年刊の復刊。最初の「火星からきた男」と最後の「ダンシング・ガールズ」が素晴らしかった。ゼノフォビアについての物語。他者へのまなざしは、常に非対称な関係の中で育まれている。そして悲しい無関心もしくは差別を生む。それでも彼女たちはダンシング・ガールズを想像する。遠い国の戦争のことを考える。(少しだけの)希望を描くのがとてもマーガレット・アトウッド的だと思った。

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