CD

ザ ベスト 世界の行進曲-ドイツ・オーストリア編

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
COCN40087
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
ドイツとオーストリアの行進曲を収録したCD...

投稿日:2015/12/13 (日)

ドイツとオーストリアの行進曲を収録したCDです。 収録音源は何れも1950〜1960年代頃に録音された物で、2012年に『華麗なる世界の行進曲』という8枚組通販限定boxで初CD化された音源から、2枚分を一枚に編集した物。 ただし、4曲目、双頭の鷲の旗の下にのみ、このCDが初CD化と思われます。 演奏団体を紹介しますと、アメリカ空軍軍楽隊→第2代隊長、ジョージ・ハワード大佐の指揮で、2曲収録。 演奏は快速で、良くも悪くもアメリカ的。 ただ、録音があまり良くなく、曇った音質。 東京吹奏楽団→CD中、最も多く演奏している団体で、創設間もない頃の貴重な録音。 指揮は山本正人。 バンドは比較的人数が少ないのか、パート毎の音が良くきこえる。 但し、技術面ではプロとしてこれはダメだろうと言う所もあるし、一曲毎に演奏の差も激しい。 当たれば好演、ハズレはアマチュア以下、厳しいがそんな感じだ。 またこの東京吹奏楽団の音源、編曲が大変に悪い。 ドイツ行進曲の醍醐味として、ダイゼンロートやハッケンベルガーらのような、重厚で華麗な編曲が挙げられるが、この盤の編曲、部分的に良い所もあるが、基本的に原曲の持ち味を壊してしまう、悪い改変で、何故解説書でこの編曲が持ち上げられているのかわからない。 最も良い演奏だったのは、陸上自衛隊中央音楽隊の演奏で、指揮は、第2代隊長、斎藤徳三郎1等陸佐。 僅か2曲、『旧友』『双頭の鷲の旗の下に』のみの登場であるが、低音楽器を補強し、オーソドックスながらも、細かい所まで表情をつけたメリハリある演奏は見事、技術面でも前団体に比べ比較的安定して聴ける。 またこれとアメリカのは編曲もオーソドックスなので問題ない。 どの団体も現在の吹奏楽団にはない独特の味というのは、良く出ていると思う。 収録曲は何百とあるドイツ行進曲の中から18〜20世紀に至るまでの有名、無名の作品が収められており、好みはあるだろうが、まぁ個人的にはアリだと思います。 また、楽曲解説はかなりいい加減で、楽曲の読み、作曲家の読み、果ては作曲年等間違いだらけ。 解説者は2人いるのですが、そのうちの1人、大石清氏の分は新たに書き直す事は出来なったのでしょうか… 収録時間的にあと少し収録が欲しかった所で、例えばコロムビアには、斎藤隊長&陸自中音によるカール王行進曲のような未CD化音源もあるはずですので、そういうのも時間いっぱいに入っていればと思いました。

レインボー さん | 不明 | 不明

1

Recommend Items