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モネのあしあと 私の印象派鑑賞術 幻冬舎新書

Maha Harada

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344984448
ISBN 10 : 4344984447
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan

Content Description

印象派といえばルノワール、ゴッホ、セザンヌ。常に破格の高値で取引されるようになった彼らも、かつてはフランスアカデミーの反逆児だった。その嚆矢ともいうべき画家が、クロード・モネ(一八四〇〜一九二六)である。“印象‐日の出”(一八七三年作)が「印象のままに描いた落書き」と酷評されたのが「印象派」のはじまりだ。風景の一部を切り取る構図、筆跡を残す絵筆の使い方、モチーフの極端な抽象化、見る者を絵に没入させる魔術をモネはいかにして手に入れたのか?アート小説の旗手がモネのミステリアスな人生と印象派の潮流を徹底解説。

目次 : プロローグ 私とモネとの出会い/ 第1章 モネが生きた新しい時代/ 第2章 印象派絵画の新しさ/ 第3章 モネのあしあとを追って/ 第4章 小説『ジヴェルニーの食卓』について/ 第5章 マハによるモネのあしあと案内/ エピローグ いま、改めてモネと出会う意味

【著者紹介】
原田マハ : 1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部日本文学科および早稲田大学第二文学部美術史学科卒業。馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館に勤務。2005年「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞を受賞、デビュー。12年『楽園のカンヴァス』は山本周五郎賞、R・40本屋さん大賞、TBS系「王様のブランチ」BOOKアワード大賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    原田マハは、新作中心に読んでいる作家です。アート系の小説は数多く読んでいますが、美術の鑑賞に関する著作は初めてです。これから印象派の作品を観る際に少しでも意識が変われば、本書を読んだ価値があると思います。「ジヴェルニーの食卓」は4年前に読んでいますが、忘却読者のため、ほとんど忘れているのが、情けないところだなぁ。オランジュリー美術館を原田マハの生解説付きで鑑賞出来たら最高でしょうネ。

  • SJW

    アートを追いかけて世界を旅する原田さんが モネに関して講演したものをまとめ、加筆修正したもの。原田さんとモネとも出会い、モネが生きた時代背景、新しい印象派、モネのあしあと、小説「ジヴェルニーの食卓」、モネの作品案内を分かりやすく平易な言葉で綴られている。何も背景を知らずに作品を見るより、このような観賞術を知っていると何倍も楽しめることに気がついた。また何回かパリに行っているもののオルセーやオランジェリーには行ったことがなく、今考えると勿体ないことをしたとの後悔の念。まずは国立西洋美術館から回ってみよう。

  • ナイスネイチャ

    図書館本。モネとその時代背景や印象派について。過去の講演をまとめたらしく、シンプルで読みたかった。特に浮世絵に影響受けたのは知っていましたが、何処がどの様にっていうのが解説されており、そんなに素晴らしい技法なんだ浮世絵っていうのが正直な感想。もっと他の人達の解説も書籍化お願いいたします。

  • hiro

    よく(笑)が出てくる本だと思ったら、原田さんの講演をまとめた本だった。原田作品に登場した画家たちのことは、その小説を通して知ることができたが、その他の画家たちについては、美術展の解説パネルなどで得た知識くらいしか持っていなかった。しかし、この本によってモネを中心とした印象派と、その画家たちのことを体系的に知ることができた。そしてもう一度『ジヴェルニーの食卓』を読みたくなった。この本でも紹介があった原田さんが印象派を日本に紹介した林忠正を描いた『たゆたえども沈まず』の単行本化を楽しみに待つことにする。

  • kanegon69@凍結中

    モネの生涯は決して平坦なものではなく、とくに若い時代は相当な貧乏をしながらも、「印象」というものを大切にしてきた経緯がうまくまとまっています。聖地巡礼ではないけど、モネのあしあとをたどる方法も書いてあって、是非参考にしてみたいと思いました。当時のモネの心境を思い、絵を思い浮かべ、その土地をめぐるというのは至高の時間でしょうね。オランジュリー美術館の睡蓮は、マハさんが紹介されている通り、私も毎回朝一番に入ります。自然光がさぁーっと入ってきて、しかも空いていて、とてもいい鑑賞時間を過ごせるので是非お薦めです。

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