クラシックがおもしろくなる!?
(秘)裏話をギッシリ詰め込んだ常識破りの入門書!!
クラシックの音楽評論を中心に、現在多方面で執筆中の許光俊氏による、究極のクラシック入門書が誕生しました。氏が長年『ピアノスタイル』に寄せてきたコラムをまとめた「大作曲家の素顔」に加え、クラシックを楽しむための基礎知識を伝授する「クラシックの常識・非常識」や、どの音源から聴いたらいいかわからない人のための「クラシック名盤ベスト25」を収録。大作曲家の秘話や、超有名曲誕生の裏話など、クラシック雑学を多数収録。クラシックを聴き始めようと思っている人や、もう一度クラシックを聴き直そうとしている人、この本をパスポートに、ぜひぜひクラシックを楽しみましょう!
【CONTENTS】
■第1章:クラシックの常識・非常識――クラシックを楽しむための基礎知識!
◎クラシックは当時のポップスだった?
◎クラシックとポップスの違いとは?
◎作曲家はなぜ男ばかり?
◎チャイゴ? ショスタコ? ドヴォコン? いったい何?
◎演奏家によって音楽が姿を変えてしまうワケ
◎演奏家の個性を楽しむ
◎不幸でないと大作曲家になれない?
◎現代人が作ってもクラシック?
◎クラシックCDの探し方
◎クラシックを聴くと頭がよくなる?
◎スコアを見ながら楽しむ
◎楽譜に仕込まれた暗号がある?
◎ブラヴォーはクラシックの儀式?
◎クラシックではPAを使わない?
■第2章:大作曲家の素顔――超有名曲の裏に隠された真実を知る!
◎ベートーヴェンの『月光』ソナタは美少女に捧げられたのだが……
◎曲名は人まかせ? のショパン
◎命と引き替えの名曲〜シューベルト最後のソナタ
◎大人が夢見た『子供の情景』
◎女殺しの音楽とは?
◎お医者さまには頭が上がりません〜『ピアノ協奏曲第二番』
◎内気な男が書いたピアノ曲〜『三つの間奏曲』
◎アルカンの練習曲『鉄道』
◎ムソルグスキーの『展覧会の絵』
◎孤独なチャイコフスキーの『悲愴』
◎「音楽の父」バッハの『トッカータとフーガ ニ短調』
◎ストーカー、ベルリオーズの『幻想交響曲』
◎お下劣・モーツールトの『おやすみなさい』
◎神だけを信じたブルックナーの『交響曲第八番』
◎駆け抜ける青春〜『ラプソディ・イン・ブルー』
◎静かな悲しみ〜『亡き王女のためのパヴァーヌ』
◎逃げ道がない世界のための音楽
◎遅咲きの苦労人
◎やりたい放題のワガママ人生
◎苦悩する愛〜『交響曲第六番』
◎シュトラウスは露出狂でナルシスト!?
◎変転する作曲家、ストラヴィンスキー
◎浮世離れの四重奏曲〜『時の終わりのための四重奏曲』
◎誰でも弾けるピアノ名曲? 〜『四分三十三秒』
◎祖国への交響詩〜『モルダウ』
◎フクザツな女心を音楽で描写したプッチーニ
◎水彩画のようなピアノ〜『無言歌集』
◎ハイドンはステキな老後のために取っておけ
◎未完のオペラが豪華に〜『ダッタン人の踊り』
◎流麗なメロディはヴェネツィアの孤児のため
◎伝説のゴマスリ音楽? 〜『水上の音楽』
◎人間の感情を歌った初期バロックの天才
◎チェンバロ曲としては異例なほど感情豊かなスカルラッティのソナタ
◎一世紀前の紳士淑女に強烈なインパクトを与えた〜『中国の不思議な役人』
◎実は教訓の宝庫である〜『ペール・ギュント』
◎アカデミックな書法を逸脱したドビュッシーの印象主義音楽
■第3章:クラシック名盤ベスト25――これを聴けばあなたもクラシック通!
◎バッハ『マタイ受難曲』
◎バッハ『トッカータとフーガ』
◎モーツァルト『フィガロの結婚』
◎モーツァルト『フルートとハープのための協奏曲』
◎ベートーヴェン『交響曲第五番「運命」』
◎ベートーヴェン『交響曲第六番「田園」』
◎ウェーバー『魔弾の射手』
◎シューベルト『冬の旅』
◎ショパン『ノクターン集(夜想曲全集)』
◎ワーグナー『ジークフリート牧歌』
◎ブラームス『クラリネット五重奏曲』
◎ドヴォルザーク『交響曲第九番「新世界から」』
◎ブルックナー『交響曲第八番』
◎フォーレ『レクイエム』
◎フランク『ヴァイオリン・ソナタ』
◎チャイコフスキー『ピアノ協奏曲第一番』
◎マーラー『交響曲第二番「復活」』
◎シェーンベルク『浄夜』
◎プッチーニ『ラ・ボエーム』
◎シベリウス『ヴァイオリン協奏曲』
◎ストラヴィンスキー『春の祭典』
◎プロコフィエフ『ロメオとジュリエット』
◎ロドリーゴ『アランフェス協奏曲』
◎オルフ『カルミナ・ブラーナ』
◎レスピーギ『ローマの松』
■付録
シチュエーション別クラシック名曲案内
目次 : はじめに / 第1章 クラシックの常識・非常識 / 第2章 大作曲家の素顔 / 第3章 クラシック名盤ベスト25 / シュチュエーション別クラシック名曲案内 / おわりに
【著者紹介】
許光俊 : 1965年、東京都生まれ。慶応義塾大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)