ロペス=グラサ:歌と民謡集
20世紀後半のポルトガルにおける最も偉大な作曲家の一人、ロペス=グラサ。30代の時に3年間パリに滞在し、当時フランスの音楽様式を身に着けると同時に、近代音楽とポルトガル民謡の融合を図り、シンプルで美しい作品を書き上げました。彼は十二音音楽に関心を持ち、シェーンベルクを賛美しながらも「自身が目指す音楽」ではないことにも気が付いており、心のままの作品を書くことで、ポルトガルの音楽の独自な発展に尽力、民謡やポルトガルのポピュラー音楽の旋律を取り入れた作品はどれも親しみやすい雰囲気を持っています。このアルバムではポルトガル由来の旋律だけではなく、ハンガリーやロシアの歌を用いた作品も収録されており、ロペス=グラサの探求心を知ることができます。(輸入元情報)
【収録情報】
ロペス=グラサ:
4つのクリスマスの歌曲 Op.97(1955)
1.第1番:O meu menino Jesus わが子、イエス
2.第2番:Vinde Pastores 来たれ、羊飼いよ
3.第3番:Estando a Virgem 処女よさらば
4.第4番:O meu menino tao lindo おおわが美しい赤子
アドルフォ・カサイス・モンテイロの3つの詩 Op.12
5.第1番:Musica 音楽
6.第2番:Poemas das maos tombadas 堕落した手
7.第3番:Marcha triunfal 勝利の行進曲
10のハンガリーの歌 Op.87
8.第1番:Kertunk alatt 私たちの庭の下で彼らは穴を掘る
9.第2番:Jeruzsalem Kapujaban エルサレムの門
10.第3番:Tegnap jartam zabaratni 昨日私は麦を刈り取った
11.第4番:A gyirmoti magas torony ギルモットの高い塔
12.第5番:Ideki a Csengebe 私は知りたくない
13.第6番:Estefele 夕方
14.第7番:Latode te azt a hegyet あなたはその丘を見た
15.第8番:Jaj de porzik a zilahi アラス、通りの埃
16.第9番:Tedd be, vedd fo オンにして、メインにして
17.第10番:Oszi szel 秋の風
アルミンド・ロドリゲスによる2つのロマンス Op.47
18.第1番:オレンジ・グローブの下の3人の少女のロマンス
19.第2番:7人の騎手のロマンス
9のロシア民謡 Op.66
20.第1番:Moissonneur!
21.第2番:La mal-mariee
22.第3番:Je m'en irai
23.第4番:Sur la riviere
24.第5番:Poussiere de neige
25.第6番:Petrouchka
26.第7番:Souliko
27.第8番:Ma petite maisonnette
28.第9番:Sur les flots puissants du Volga
3つのオリヴィアの歌 Op.20
29.第1番:Desalento もううんざり
30.第2番:O bordado 刺繍
31.第3番:Distancia 距離
4つの新しいクリスマスの歌
32.第1番:ベツレヘムにて
33.第2番:聖なる日
34.第3番:乙女の歌
35.第4番:あなたはキリスト
スザンナ・ガスパー(ソプラノ)…1-4.5.21-22.25.27-28.32-24
カティア・モレソ(メゾ・ソプラノ)…2.4.8-17.29-31.32.34
フェルナンド・グィマリャエス(テノール)…3.4.6.7.18-19.20.23-24.26.28.32.35
ヌーノ・ビエイラ・ド・アルメイダ(ピアノ)
録音:2017年7月16-21日
Culturgest, Grande Auditorio, Lisbon, Portugal