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不思議の国のアリス ヴィジュアル・詳註つき 河出文庫

Lewis Carroll (Book)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309467573
ISBN 10 : 4309467571
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

チョッキを着たシロウサギ、ニヤニヤ笑いを残して消えるネコ、おかしなお茶会、苛烈なハートの女王…。不思議でノンセンスで妙ちきりん。一八六二年、「黄金の昼さがり」が生んだアリス・ファンタジー。その不朽の名作が、キャロル研究の第一人者による魔術的名訳と豊富な註釈で生き生きと輝きだす!初版からおなじみジョン・テニエルの挿絵つき。

【著者紹介】
ルイス・キャロル : 1832年、イギリスのチェシャー州に生まれる。本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(ドドソンとも)。童話作家。オックスフォード大学の数学と論理学の教授でもあり、写真家としても知られる。1898年没

高橋康也 : 1932年、東京都生まれ。英文学者、文芸評論家。東京大学英文科卒業。東京大学名誉教授。日本英文学会、日本シェイクスピア協会会長などを歴任。1993年、英国よりCBE勲章を受賞。言葉遊びをはじめノンセンス文学の再評価に貢献。2002年没

高橋迪 : 1932年生まれ。津田塾大学英文科卒業。2016年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ykmmr (^_^)

    世界中に知られる『名作』。皆さんの感想のように、結構攻めた翻訳が、アリスをお喋りで活動的に飛躍させてくれる。ふと、今まであまり考えた事なかった、アリスの『性格』や『人間性』を自己考察し、文章で味わうのが楽しかった。他の物語でも言えるが、どうしても『ディズニー』の脚色が頭に浮かんでしまうで、どれも原作をしっかり読むのは大事と思った。それにしても絵が綺麗。

  • ふみふみ

    初読の山形訳が攻めた日本語訳(苦笑)でスラスラ読めたせいか、本書の訳文にはリズムや古い言い回し等結構な読みづらさを感じます。裏表紙には「キャロル研究の第一人者による魔術的名訳」とありますが、これは本書が最初に出版された1980年代の話なのでしょう。比較のため角川文庫版の河合訳を読んでみたのですが、こちらの方がスムースな日本語で原文のダジャレの部分などの置き換えも優っています。結局、本書の良さはジョン・テニエルの挿絵が大きく、くっきり、綺麗に見れる、これだけに尽きるのかなと思います。

  • イナ

    ★★★☆☆ よくわからん!!!!

  • Amethysteria

    > ヴィジュアル・詳註つき というのが全て。訳出は各々好みがありましょう。註釈好きマンにとっては手軽に懐かしい気分になれるので良いですよ。 作者の意図や執筆の背景に触れた、作者本人や訳者による執拗な註釈、脚注に収まりきらず巻末に膨大なページが割かれていて、本編と註釈とを行き来しながら、「さて、私はどちらを読んでいたのだっけ?」となるのが好きな人向け。欧米の風俗を風刺したファンタジー小説あるある。ゲーム本編よりも攻略本を楽しむ気持ち。最近そういう小説を中々読まないので、手軽に懐かしく読みました。

  • 白いハエ

    『ハムレット』が混沌の中での決断を描き『ゴドーを待ちながら』が無意味の中で生きることを描いたのだとすれば、アリスは無意味の創出をとことん行っているように読む。身体の大きさを恣意に変更すること、言語の音から意味を剥ぎ取ること、慣用句の文字通りの事柄を取り出すこと、云々。文字で綴られた物語であるから実現できたナンセンス。不思議の国の不条理は自由であると言える。「あんたがどこへ行きたいかでかなりちがってくるだろうな」「どこでもかまわないんですけど──」(p106)とチェシャ猫に答えるアリスの困惑が面白い。

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