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戦争と平和 3 光文社古典新訳文庫

Lev Tolstoj

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334754327
ISBN 10 : 4334754325
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

妻の死後、田舎の領地に鬱屈して籠るアンドレイを蘇らせたナターシャとの出会い、そして婚約。条件付きで父親の承諾を得て保養の旅に出たアンドレイに対し、結婚までの1年の猶予を待ちきれないナターシャは若さゆえ、ピエールの義兄アナトールの誘惑に心を動かされるのだった…。

【著者紹介】
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ : 1828‐1910。ロシアの小説家。19世紀を代表する作家の一人。無政府主義的な社会活動家の側面をもち、徹底した反権力的な思索と行動、反ヨーロッ的な非暴力主義は、インドのガンジー、日本の白樺派などにも影響を及ぼしている。活動は文学・政治を超えた宗教の世界にも及び、1901年に受けたロシア正教会破門の措置は、今に至るまで取り消されていない。主著に『戦争と平和』のほか『アンナ・カレーニナ』『復活』など

望月哲男 : 1951年生まれ。中央学院大学教授、北海道大学名誉教授。ロシア文化・文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ずっきん

    ああああああ……しか言えん。ゆっくり読みたいとほざいたばかりなのに一気読み。この体たらくは全てトルストイの筆のせい。そして多分新訳の読みやすさのおかげ。林の中の、舞踏会の、狩りの情景の描き方の素晴らしいこと。なによりも人物造形の巧みさに脱帽。人格の中には、善も悪も、聡明さも愚かしさも同居しており、しかも見る人によってその判断も違うのだ。人を余すことなく描ききる壮大なドラマ。こっから祖国戦争なんだよね。うわあ、こっからじゃん。むー、これを越える物語を今年は読めそうにないと感じている。

  • molysk

    妻を失って鬱屈の日々を過ごすアンドレイは、ナターシャと出会い、再び人生に幸福と希望を見出す。一年後の結婚を約して、療養の旅に出たアンドレイを待つナターシャ。だが、一年の別離はあまりに長かった。誘惑の声が忍び寄り、ナターシャは心を乱される――。ロシアの大地が育んだ、美しく活力に満ちた娘として描かれるナターシャ。対して、ナターシャを誘惑する貴族は、外見は洗練されてはいるが、内実は軽薄だ。当時、ロシアの貴族文化は、フランスを範としていた。ロシアとフランスの対比は、迫りくるナポレオンのロシア侵攻を予感させる。

  • 中玉ケビン砂糖

    感覚としてはようやく折り返しという印象。長く尾をきらめかせ、ロシアの星空を光で切り裂く巨大彗星。ラストで描かれるこの印象的な光景は、果たしてロシアにとっての吉兆か、それともフランス軍にとっての凶兆か? それを目の当たりにすることになるピエールはますます陰鬱と内省の度を強めていき、結社活動にのめりこみ、神秘主義や数秘術に傾倒していく。子を託されたアンドレイは空虚な仕官業務をなおざりにしつつ抜け殻となっていたが、ある瞬間に生きてあることの当たり前な奇跡に活を見出し、

  • kazi

    初読の時は大量の登場人物に振り回されて何がなんやらだったが、読みやすくなった新訳のおかげで人間関係が整理できてストーリーがやっと頭に入ってきた感じです。三巻はナターシャの恋愛話が多くのページ数を占めますね。ナターシャが初めて参加する本格的な舞踏会。壁際で緊張しなが悲しそうに佇むナターシャをダンスに誘うアンドレイ公爵。何その少女漫画的展開!?イケメン!!公爵をナターシャに引き合わせたのはピエールだったのね〜。いい奴やん。この舞踏会のシーンは当時の上流階級の華やかな文化が描かれており大変興味深いです。

  • たかしくん。

    第3巻は、略々ナターシャの恋愛物語と言ってもよいのでは?2部3篇では、アンドレイに結婚を申し込まれながら、彼のお家事情で1年お預けにされるナターシャ。4編は、彼女の兄ニコライが戦地から戻り、従妹のソーニャが加わり、ロストフ一家にて、狩り、仮装、ドライブと、上流階級の日常生活がまったりと描かれます。そして、5編ではアナトールとエレーヌの登場で、ナターシャの恋心が急展開!?(この兄妹が出るとロクなことがないのですが。)話は、なんと駆け落ち騒動になりまして。で、騒動の結末を回収するのは、やはりピエール君(笑)。

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