CD Import(Japanese Edition)

It`s Time

Las Cafeteras

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
BG5138
Number of Discs
:
1
:
Japan (Import)
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

イースト・ロサンゼルスから登場した新世代ソン・ハローチョ・バンド、ラス・カフェテーラス。
フォーキーな感覚で伝統楽器を鳴らすエネルギッシュな演奏力、ラップ/スポークン・ワーズもミックスしたハイブリッドなスタイル、そして女性Vo.をフィーチャー… リラ・ダウンズ、オゾマトリらのオープニング・アクトも務めるなど、今最も話題のチカーノ・アクトが遂に日本登場!

☆チカーノ・ロックのキャピタル、イースト・ロサンゼルスの出身⇒ ケッツァル、オゾマトリに続いてチカーノ・バットマンなどユニークな実力派グループが次々と飛び出すロサンゼルスのチカーノ/ラテン・ロック・シーンから、また強力新人グループが登場。若い7名で結成されたラス・カフェテーラス。ポップ/ヒップホップに囲まれてアメリカで育ったメキシコ系の彼らが、ルーツであるメキシコ・ベラクルス地方のアフロ・メキシカン音楽=ソン・ハローチョを新しい感覚で演奏。

☆影響はザック・デ・ラ・ローチャから⇒ 歌の題材は、全て彼らのまわりで起きたことや、実体験に基づいた社会性高い歌詞。シンプルで力強い音楽=ソン・ハローチョの有効性をアメリカ社会のなかで試みている。影響を与えたのは、やはりソン・ハローチョに魅了され、ハラーナ・ギターを手にしたザック・デ・ラ・ローチャ(レイジ・アゲインスト・マシーン)。コミュニティの社会イベントに参加するうちに、メンバーが集まりバンドへと発展していった。

☆豊かな伝統楽器の音色⇒ 使われている楽器は、ソン・ハローチョに使われる伝統楽器、ハラーナ・ギター、レキント・ギター、カホン、マリンボル(カリンバのような鍵盤打楽器の一種)、タリマ(足で蹴って鳴らす板状の打楽器)、キハーダ(ロバの頭蓋骨を使った打楽器)など。

☆メキシコ唯一のアフロ〜カリビアン・リズムをもつ音楽⇒ メキシコ東海岸のベラクルス地方発祥のソン・ハローチョは、アフロ色の濃いポリリズムのリズムを唯一もつ伝統音楽。伝統奏法を踏襲しながら、洗練されたフォーキーな雰囲気も心地良い。


1. El Chuchumbe/ エル・チュチュンベ:伝統ナンバーをアリゾナ州移民法に反対する歌にした。
2. Cafe con Pan / カフェ・コン・パン:激しいサパテアード(足蹴りリズム)をもつ。
3. Luna Lovers / ルナ・ラヴァーズ:6/8拍子で歌われるフォーキーな英語ナンバー。押し曲。
4. El Zapateado / エル・サパテアード:サパテアードを大胆にフィーチャーした伝統曲。
5. Ya Me Voy / ヤ・メ・ボイ:子供たちを置いて働きに出る新移民の母親たちの苦しい人生を綴る歌。
6. It's Movement Time / イッツ・ムーヴメント・タイム:メキシコ独立、地下鉄道(奴隷解放の秘密結社)、パチューコ、公民権運動、そしてフロリダ黒人少年殺人事件までを題材にした力強いスポークン・ワーズ。
7. La Bamba Rebelde / ラ・バンバ・レベルデ:リッチー・バレンスでも有名なソン・ハローチョ・クラシック。
8. La Petenera / ラ・ペテネーラ:悲哀のメロディをもつ美しい伝統曲。
9. Mujer Soy / ムヘール・ソイ:シウダ・ファレス周辺で起きている女性大量殺人・行方不明事件など、女性問題を告発した強靭なナンバー。
10. Trabajador, Trabajadora / トラバハドール、トラバハドーラ: 労働者へ捧げた歌。ヒップホップもミックスした強力ナンバー。

Produced by Alexandro D. Hernandez Guiterrez & Euhene Toale

メンバー:
Annette Torres (marimbol, zapateado), Daniel French (jarana second, voice), David Flores (requinto jarocho), Denise Carlos (voice, first jarana, zapateado), Hector Flores (third jarana, voice, zapateado), Jos・Cano (cajn drum, native American flute) , Leah Gallegos (voice,donkey jaw bone, Aztec drum, zapateado)

Track List   

  • 01. El Chuchumbe
  • 02. Cafe con Pan
  • 03. Luna Lovers
  • 04. El Zapateado
  • 05. Ya Me Voy
  • 06. It's Movement Time
  • 07. La Bamba Rebelde
  • 08. La Petenera
  • 09. Mujer Soy
  • 10. Trabajador, Trabajadora

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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全10曲53分…メキシコ南部のソン・ハローチ...

投稿日:2016/05/21 (土)

全10曲53分…メキシコ南部のソン・ハローチョを、 米国のメキシコ系米国人7人組バンドが、米国の音楽文化と、 組み合わせて進化させ、新たな可能性を広げている… そんなアルバム… …何曲かは、NPRの放送で紹介されてるのを聴いたことがあった曲も、 あったけど…ともかく、一通りざっと、聴いてみて… 全曲夫々に興味深い点はあるけれど、 特に印象に残った何曲かに関して、少し、列記しておくと… 1曲目はソン・ハローチョの古くからの有名曲 「El Chuchumbe」(エル・チュチュンベ)…自分はコレまで、 ソン・ハローチョの本場ベラクルスのバンド Grupo Mono Blanco(グルポ・モノ・ブランコ)の「エル・チュチュンベ」 しか聴いたことがなかったんだけど、 ソレとはまた少し雰囲気が違う感じの歌い方とか、色々なアレで、 コレはコレで、へぇ、と思ったり…で、 もう少し追求してみると、同じモノ・ブランコの「エル・チュチュンベ」 でも、収録アルバムによって曲の長さや雰囲気が違っていたり、 あと、また別のLAのバンドがやってる「エル・チュチュンベ」も聴けたんで… そんな感じで、4種類、聴いてみて…やっぱ、 同じ曲でも、やりようによって、随分と印象が変わるものなんだな、 と興味深く思ったり。 2曲目の「Cafe Con Pan」…コーヒーとパン…が何か比喩的な意味があるのか、 はよく分からないけど、シンプルな歌詞でリズムよく、踊れ踊れと、 楽しい感じの曲。ベラクルスでは、 人々が集いダンスを踊り楽器を奏で歌を歌う、 コミュニティ全体で祝うパーティのことファンダンゴと言うけれど、 そういう雰囲気にピッタリの曲だな、と。 5曲目の「Ya Me Voy」…スペイン語ほとんど分からないから、 細かな歌詞は聴いてても分からないけど、でも、 「Ya Me Voy」(ヤ・メ・ボイ/もう行くわ) と 「No Te Vayas」(ノ・テ・バィヤス/行かないで) っていう歌詞のやり取りが連呼されてるなぁ、というのが分かるだけでも、 何となく曲の雰囲気は感じられて、2曲目のと同様に、 リズムよく、 シンプルな歌詞で分かり易い感じの、キャッチーな曲だなぁ、 という印象。 6曲目の「It’s Movement Time」 は、曲名が英語なだけでなく、完全に、 ソン・ハローチョがベラクルス地方から米国に入って、 音楽的境界を押し広げたんだな、と感じる曲… 個人的には少し、河内音頭の新聞詠み、にも通じるような、 そんな曲だな、とも思ったり。 7曲目の「La Bamba Rebelde」は、 ソン・ハローチョの有名曲「ラ・バンバ」の変化形のような曲だけど、 オリジナルが、港町ベラクルスの海の男の歌、なのを、 LAのメキシコ系米国人の歌として、歌詞が色々と変わってたりとか、 アレンジが加わってる、って感じなのかな… 自分はスペイン語まだよく分からないんで、はっきりと聴いてて分かるのは、 ソイ・カピタン、が、ソイ・チカノ、になってるっていうような、 単純な部分くらいだけど。 9曲目の「Mujer Soy」は、 自分が、ソン・ハローチョに興味を抱くキッカケになった NPRの音楽番組Alt.Latinoの2014年1月下旬放送の 「With Guitars Like Machetes: Son Jarocho 101」 って放送回で紹介されてたんで、聴いたことがある曲…… ムヘル・ソイ…私は女…という曲名… スペイン語分からないんで現状、どういう内容の歌なのか、 細かくは聴き取れないけれど…この何か、 民族音楽調な雰囲気は、個人的には、嫌いじゃないな、 と毎回思う曲… その内に、もっとスペイン語がちゃんと分かるようになって、 歌詞の意味も全部、聴いて分かるように、 なれればいいな…と思ったり、希望を抱いたりするのも、 こういう異国文化の伝統を感じる音楽を聴く醍醐味の一つかな、 と。 10曲目の「Trabajador Trabajadora」 トラバハドール、トラバハドーラ…働く男、働く女… …男性労働者、女性労働者…という意味の曲名…曲の一部分というか中盤に、 ヒップホップ系音楽要素が組み込まれていて、 ソン・ハローチョ&ヒップホップの融合、みたいな部分も、 米国LA出身のメキシコ系米国人7人組が、自身のルーツを探って辿り着いた、 メキシコ南部のソン・ハローチョを追求する過程で、 米国の音楽文化の一部分であるヒップホップをソコに組み込むっていうのは、 彼らは、文化的ルーツはメキシコにありつつも、 米国で生まれ育っているわけだから…っていう両側面を折衷させた、 一つの具現化させた形なわけだから…コレはコレで、 興味深く印象深い曲だなぁ、 …っていうか、9曲目のもそうだけど、この2曲だけは、 ソン・ハローチョで一般的に使われる楽器ではないフルート が使われてるのが印象深いっていうか、 ちょっと、南米アンデス地方の民族音楽を連想させるような、 そういうのも、面白いな、 と。 …そんなこんなで…今回、コレを買ったのは、 前回、ソン・ハローチョに関心を抱いて買ったCD 「La Bamba: Sones Jarochos From Veracruz」 が、本場のベラクルスのミュージシャン3人が演奏し歌って、 っていうアレだったんだけど… そのCDでは、音楽要素的に含まれてないものがあって、 その物足りなかった部分が、 このアルバムで補完される感じになってるんで… 個人的には、 「La Bamba: Sones Jarochos From Veracruz」 と、今回の「It’s Time」、それと、 別のLAのソン・ハローチョバンドCambalacheの 「Una Historia de Fandango」 ってのも買ったんだけど…ソン・ハローチョ初心者としては、 この3作品で、ソン・ハローチョという音楽世界の概要が、 一通り味わえるって感じじゃないかな… ってことで、それなりに、満足しています…まぁ、他にも、 著名なソン・ハローチョ系バンドはあるので… また縁があれば、そういうバンドの作品も聴けたらいいかな、 と、そんな感じです。

♂猫Junn-Junn さん | 東京都 | 不明

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