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Violin Concerto, Prelude & Death of Virgil : I.Faust(Vn)Tamayo / Luxembourg Philharmonic, Schwarz / French National Orchestra

Lancino, Thierry (1954-)

User Review :4.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
8573204
Number of Discs
:
1
Label
:
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ティエリー・ランシーノ:ヴァイオリン協奏曲
イザベル・ファウスト、タマヨ&ルクセンブルク・フィル


あの衝撃的すぎる『レクィエム』(8572771)で、その特異な作風を知らしめたフランスの作曲家ランシーノ。今回は名手イザベル・ファウストをソリストに迎えた『ヴァイオリン協奏曲』と、ローマの高名な詩人ウェルギリウスをテーマにした2つの作品を収録しました。
 巨大な機械に見立てたオーケストラと、小さな木の作品(ヴァイオリン)が対峙することで生まれる様々な事象を抽象的に描くために、技術と想像力を駆使したという不思議なヴァイオリン協奏曲は、そのまま初演者であるイザベル・ファウストに捧げられています。
 もうひとつの作品は、ローマの詩人ウェルギリウスが死を迎えた時の物語を描いたもの。この詩人には多くのエピソードがあり、生まれた物語も多々あります。ランシーノは彼のエピソードをオペラ化しようと試みましたが、結局それは成就することはありませんでした。しかしこのアルバムの4曲の他、様々な管弦楽曲や声楽曲が生まれることになったというのです。この4曲からなるエピソードは激しく音がぶつかり合う前奏曲で始まり、星の煌きにも似た間奏曲、そして声楽を伴う『ウェルギリウスの死』が続き、最後は嘆くを鎮めるような後奏曲で幕を閉じます。(NAXOS)

【収録情報】
ランシーノ:
● ヴァイオリン協奏曲(2005)
 第1楽章:Modere - Accelere / Glisse - (Cadenza) - Choral - Accelere
 第2楽章:Lent (Attacca)
 第3楽章:Vif-Fugato

 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
 ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
 アルトゥーロ・タマヨ(指揮)

 録音時期:2005年11月3日
 録音場所:パリ、シャトレ劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

● 前奏曲とウェルギリウスの死(前奏曲/間奏曲/ウェルギリウスの死/後奏曲)

 マッテオ・デ・モンティ(バリトン)
 フランス国立管弦楽団
 ジェラード・シュウォーツ(指揮)

 録音時期:2000年12月2日
 録音場所:パリ、オーディトリウム・オリヴィエ・メシアン
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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小生ハッキリ言って、イザベル.ファウスト...

投稿日:2021/07/07 (水)

小生ハッキリ言って、イザベル.ファウストという方の弾くヴァイオリンの音色の色がわからないのですが、このCDを聴いて「幽玄」という言葉がぴったりするヴァイオリニストだと思うようになりました。ムター、フラングだと音のベクトルが外に出ていてわかりやすいですが、このファウストは音のベクトルが内に向いていて内在されているのでわかりにくい。しかしこのCDの演奏はグッドだと思いました。ライブだしね…

一匹ハイエナ さん | 愛知県 | 不明

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美しいソノリティを実現している ヴァイオ...

投稿日:2017/11/20 (月)

美しいソノリティを実現している ヴァイオリン・コンチェルトはソロの抒情性ある歌以上に管弦楽に耳を惹きつけられる 演奏場が見えないのが残念なほど興味深く面白い響きを演出している 繰り返し聴きたくなる魅力がある ルクセンブルクPOは手練れ揃いと聞く タマヨの指揮下爽快な切れ味を聞かせる ファウストに出来不出来はない 手の掛かるパッセージにも清潔な情感を載せることができる 斯くしてランシーノのVn Con.は名曲となる ”ウェルギリウスの死”はオペラになり損ねた草稿から生まれた組曲とか 三曲目にバリトンの歌が入る ローマ建国の礎を築いた”アエネアス”の叙事詩を書くための旅の途中 熱中症が元で志半ばで亡くなった詩人ウェルギリウスを描こうとしたようだ オペラの構想もわからないが 旅の詩人の死に想いを馳せた叙情性が透き通った風となって全曲を吹き抜けている 決して重くならない透明感が心地よい作品だ こちらはシュウォーツ&フランス国立O.の演奏 お聴きになっては如何

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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