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絵画・写真・映画 新装版 バウハウス叢書

L.モホリ=ナギ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784805510582
ISBN 10 : 4805510587
Format
Books
Release Date
August/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

バウハウスの理論的支柱を担ったモホリ=ナギが、絵画と新しい視覚造形メディアとしての写真および映画との関係を論じた画期的著作。写真や映画などの技術の発展は、いかにして視覚的造形の新たな形式の成立に寄与するのか。人間の視覚器官“目”では知覚できない現実をカメラが完全なものにし、補うことができるとの確信から、新しい造形手段としての光、空間、動力学の可能性を探究する。フォトグラム、タイプフォト、フォトプラスティークなど、カメラを用いた、またはカメラなしの実験的な作品を多数収録。

【著者紹介】
L.モホリ=ナギ : 1895‐1946。ハンガリーのバーチボルショード生まれの、写真家、画家、デザイナー、美術教育者。ブダペスト大学で法学を学んだ後、ハンガリーのアヴァンギャルド運動を先導した芸術家集団「MA」に加入。ベルリンに移り、ドイツの芸術家たちと親交を深める。1922年に初めての個展をデア・シュトゥルム画廊で開き、W・グロピウスと知り合う。翌年、グロピウスの招聘を受けてヴァイマールのバウハウスのマイスターとなり、バウハウスの基礎課程教育の革新、タイポグラフィや実験的な写真芸術などに取り組む。バウハウスの出版物の装飾・レイアウト・タイポグラフィを多く手がけ、グロピウスと共同でバウハウスの機関紙bauhausや「バウハウス叢書」を編集する。1928年、バウハウスを辞した後、ベルリンでタイポグラフィやフォトモンタージュの研究に集中。1933年、アテネで開催された第4回近代建築国際会議(CIAM)に参加し、記録映画を撮影する。翌年亡命し、アムステルダムを経てロンドンへ移る。1937年にアメリカに渡り、シカゴのニュー・バウハウスの校長に就任(翌年閉校)。1939年、スクール・オブ・デザインを設立、1944年にインスティテュート・オブ・デザインに昇格・改名(1949年イリノイ工科大学に吸収され現在に至る)。亡くなるまで、学長業務のかたわら画家、デザイナーとして創作を続けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02

    この叢書自身の編集に携わった著者は、写真と映画の出現以後の絵画の抽象傾向を鑑み、20世紀初頭の視覚芸術全体の捉え直しを試みる。著者はその鍵に編集という行為を置いたようだ。一方、絵画の抽象化における視覚が対象を捉える以前の感覚表現から写真や映画を逆に捉え直す著者は、視覚芸術が視覚に限定できない感覚全体の表現である点に注目する。100枚に及ぶマン・レイらの実験的写真、印画紙に直接モノを置いて感光させるフォトグラム、写真と文字を合わせたタイプフォトは触覚的な印象を自己と対象を出会わせる編集行為によって生み出す。

  • kaz

    バウハウス創設100周年に当たり、1990年代に出版されたバウハウス叢書の新装版が刊行されたもの。図書館の内容紹介は『バウハウスの理論的支柱を担ったモホリ=ナギが、絵画と新しい視覚造形メディアとしての写真および映画との関係を論じた著作。新しい造形手段としての光、空間、動力学の可能性を探究する。実験的な写真作品等を多数収録』。コラージュなどでちょっと遊んでいるものも。マン・レイの作品なども嬉しい。

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