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材料から建築へ 新装版 バウハウス叢書

L.モホリ=ナギ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784805510643
ISBN 10 : 4805510641
Format
Books
Release Date
August/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「バウハウス叢書」の企画編集・装幀・タイポグラフィを手がけたモホリ=ナギが、バウハウスで1922年から28年まで指導した基礎課程の授業を元に、その理想像を示した機能主義的・構成主義的な基礎造形の見取図。バウハウスにおける授業を生き生きと伝える記録であり、のちに本書を改訂英訳して刊行された『ザ・ニュー・ヴィジョン』は、アメリカにおける芸術教育に大きな影響を及ぼした。

目次 : 1 教育の問題/ 2 材料/ 3 量感(彫塑)/ 4 空間(建築)

【著者紹介】
L.モホリ=ナギ : 1895‐1946。ハンガリーのバーチボルショード生まれの、写真家、画家、タイポグラファー、美術教育者。ブダペスト大学で法学を学んだ後、ハンガリーのアヴァンギャルド運動を先導した芸術家集団「MA」に加入。ベルリンに移り、ドイツの芸術家たちと親交を深める。1922年に初めての個展をデア・シュトゥルム画廊で開き、W・グロピウスと知り合う。翌年、グロピウスの招聘を受けてヴァイマールのバウハウスの親方となり、基礎課程教育の充実、タイポグラフィや実験的な写真芸術などに取り組む。バウハウスの出版物の装飾・レイアウト・タイポグラフィを多く手がけ、グロピウスと共同で「バウハウス機関紙」や「バウハウス叢書」を編集する。1928年、バウハウスを辞した後、ベルリンでタイポグラフィやフォトモンタージュの研究に集中。1933年、アテネで開催された第4回近代建築国際会議(CIAM)に参加し、記録映画を撮影する。翌年亡命し、アムステルダムを経てロンドンへ移る。1937年にアメリカに渡り、シカゴのニュー・バウハウスの初代校長に就任(翌年閉校)。1939年、スクール・オブ・デザインを設立(後にインスティテュート・オブ・デザインに改名、1949年イリノイ工科大学に吸収され現在に至る)。晩年までシカゴに留まり、フリーランスの画家、デザイナーとして創作を続けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02

    芸術は五感に分割する言語の性質の反映に過ぎなかった。『絵画・写真・映画』で抽象化する現代絵画に視覚への分割以前の感覚を導入した著者は、本書で、分割以前の身体感覚が生じる出来事の場を建築に見出し、新しいビジョンとして示す。例えばグロピウスのデッサウのバウハウス校舎は「細長い部材、細長い鉄、ガラスのネットワーク」による「宇宙空間」の「断片」と呼ばれる。建築内部と外部環境の動きによる透視的・鏡映的「相互浸透」を生む材料としてのガラスの採用は、身体と環境の動きを捉えて抽象化する絵画と共通の課題を持つことがわかる。

  • キャラ

    貴重な資料。『ザ・ニュー・ビジョン』とほぼ同じ。こちらのほうが綺麗な装丁。素材に対する原初的な経験から、形は象られ、どのように空間はつくられるのか。彫刻のネガとポジの理論を経て、空間が論じられるという展開が重要。彼によれば、空間とは経験によって把握されるもので、物体間の位置関係のズレから生じる知覚の中に見いだしているようだ。 つまり、近代の鉄骨コンクリート技術などの大胆な可塑性で成り立つ、ネガとポジのvolumeの貫入によって、新しい空間(ニュー・ビジョン)が開かれる。止揚できるのは感覚経験だけ。

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