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ちくま日本文学 011

Kyoka Izumi

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480425119
ISBN 10 : 448042511X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2008
Japan

Content Description

文学アンソロジーのひとつの到達点として高い評価を得た「ちくま日本文学全集」を、文庫サイズで新装刊。明治から現代までの日本文学作家ベストセレクション。本巻は、映像的手法を駆使して読者を魔界に誘う泉鏡花。

【著者紹介】
泉鏡花 : 1873‐1939。本名鏡太郎。別名畠芋之助。金沢の生まれ。父は名人気質の彫金師。九歳のとき母を失う。明治24年、尾崎紅葉の門に入り「夜行巡査」「外科室」で認められる。ついで「照葉狂言」「草迷宮」「歌行燈」「婦系図」など。大正から昭和にかけて自然主義やプロレタリア文学がおこるなかに文檀とは遠いところで、幻想と怪異をもち、独特の文体美に支えられた偏奇性の強い文学を書きつづけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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 江戸文化的情話の職人芸的作品集。怪談も...

投稿日:2009/11/27 (金)

 江戸文化的情話の職人芸的作品集。怪談ものの評価が、独り歩きしているところもあるが、悲話、大衆文芸的長編にも優れた作品が多く、再評価を期待したい。

白塗りのサル さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    美しい作品が凝縮されていました。鏡花の作品は幻想的で引き込まれます。

  • 優希

    再読です。鏡花の美しい世界に酔いました。特に『高野聖』の幻想の世界は華麗な夢のようです。現実と夢の狭間に陥るような鏡花の文学が私は好きです。

  • Moeko Matsuda

    先日「天守物語」の舞台を見たもので、原作が読みたくて挑戦してみた…ものの…。正直、私にはちょっと難しかった。戯曲はまぁ大丈夫なんだけど、小説になるとどうも言い回しが難しくて。描写がとても美しく、言ってみれば当時のファンタジーなんだろうなってことは分かるのだが、なにしろもう少し文化的な素養を高めてからでないと、堪能するところまではいかないな、と。もう少しレベルアップしたら、もう一度挑戦してみます。

  • もち

    名前はよくきいていたが、今回初めて読んだ。独特で、慣れるのにもう少し読む必要があるか。好きとも嫌いともなんともいえない。ただ、江戸との地続きの感じや、教養が息づいているのは好きだと思った。

  • うた

    ふふ、鏡花って好きだ。『高野聖』『天守物語』はもちろん『雛語り』がいい。歯切れのよい言葉から生み出されるイメージが、花のように咲いてぱっと散る。小説のような散文よりも、もっと詩歌に近い文体が美しい。

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