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土になる

Kyohei Sakaguchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163914282
ISBN 10 : 4163914285
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan

Content Description

有明海を望み、雲仙岳を見晴らす熊本の地で、師匠ヒダカさんの背中を見ながら畑を始めた。日々成長する野菜たちに向き合うこと。それは生命を取り戻していく過程そのものだった。作ること、変化することをめぐる冒険!

【著者紹介】
坂口恭平 : 1978年、熊本県生まれ。2001年、早稲田大学理工学部卒業。作家、建築家、絵描き、音楽家、「いのっちの電話」相談員など多彩な顔を持ち、いずれの活動も国内外で高く評価される。『幻年時代』(幻冬舎文庫/熊日出版文化賞受賞)ほか著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • harass

    レビュで気になり読み出す。贔屓の作家であるがついていけないこともあり、追うことがサボりがちであったがやはりすごいとしか言いようのないものを書くことに驚く。やはり天才か。躁鬱病の苦しみを逃れるためもあり、畑を借りて野菜を植えだす著者がその日々を描く。正直自分には畑はあっても農作業を長年見てきたのもあり、億劫な労働でしかないと考えていたが、彼の目からはそれ以上のなにかであった。言葉を超えたものに触れる彼は、それは詩人という人種だった。新たな価値を生み出す人種だ。自分に言い聞かせている言葉が読者の胸を打つ。

  • こばまり

    あとがきの最後の2行にグッときた。最後の最後で涙した。これは活動報告でありラブレターなのだとこの期に及んで気付いた。そして現在、筆者と畑はどんな関係にあるのか。終わっていてもいいと思った。サボりながらもまだ続いているのをTwitterで知りうれしくなった。

  • J D

     坂口恭平さんの日常が綴られている日記のようなエッセイ。畑仕事を通じて、鬱から解放されて行く。ノラ猫ノラジョーンズとの交流の描き方がいい。読んでいて、坂口さんの「生」に対する向き合い方が痛い。もっともっと気楽に行こうと言いたくなるようなエッセイだった。

  • 小太郎

    この本はジャケ買いなんだけど大当たり。坂口恭平さんの本は初めてでした。躁鬱に悩んでいた坂口さんが畑で作物を作ることで癒されていく様子が日記のように綴られていました。感性の塊みたい人なのでかなりナーバスな所で苦しんでいたんだろうというのが行間から読み取れました。土に触れることや野良猫ノラジョーンズ(良い名前)との交流、パステル画を描くこと、文章を書くことなどで段々精神的に立ち直る過程をこういう文章に出来るのかと感心。最初と最後のパステル画も素晴らしい、特にノラジョーンズとの自画像が。

  • こまり

    表紙の猫の絵に惹かれて図書館で借りた。読み終わるのが寂しくなるほど読んで良かった本。坂口恭平さんのことを全く知らずに読んだ。生まれ育った場所でたまたま縁があって始めた畑での出来事が日々淡々と綴られている。躁鬱だった彼が畑をやる事でいろいろな人や猫や植物と繋がり体や心がどんどん回復していく様子が読んでいるこちらにもすごい勢いで伝わってきた。彼の描くパステル画も実際に見てみたい。野良猫に付けた名前が絶妙!その猫との出会いが本当に必然だったんだなぁと思う。いろんなことをやっている坂口さんをもっと知りたくなった。

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