Sounded Voice, Voiced Sound: Marco Fusi(Vn, Va D'amore)本條秀慈郎(三味線)淡座

日本語解説付き！
桑原三姉妹の長女、桑原ゆうの作品集！

1984年生まれ、第31回芥川也寸志サントリー作曲賞を受賞した日本の作曲家、桑原ゆうの作品集『音の声、声の音』。妹の桑原まこ（作曲家）、桑原あい（ジャズ・ピアニスト）との「桑原三姉妹」としても知られます。
　彼女にとって初の作品集となる本作には、現代音楽を意欲的に紹介するヴァイオリニスト、マルコ・フージと三味線奏者の本條秀慈郎、そして「江戸にまなび、音と言葉のあわいをえがく」現代音楽ベースのクリエイション・グループ「淡座（あわいざ）」の演奏で、2014年から2021年にかけて作曲された8つの作品を収録。解説日本語訳のブックレットも封入された日本限定仕様です。

「桑原ゆうは21世紀の日本にあって、とびきり、しなやかで強靭な精神をもつ作曲家である。彼女の想像力は千年の時を軽々と渉猟しながら、古事記の神話世界に遊び、中世由来の声明を一身に浴び、江戸の端唄に共鳴する。その興味が向かうのは「言葉」、より正確に言えば「日本語」のエネルギーである。」〜白石美雪　音楽評論家（輸入元情報）

【収録情報】
桑原ゆう：
1. 唄と陀羅尼〜ヴァイオリン独奏のための
2. 水の声〜ヴァイオリン独奏のための
3. やがて、逢魔が時になろうとする〜三味線独奏のための
4. 逢魔時の浪打際へ〜ヴィオラ・ダモーレ独奏のための
5. 三つの聲〜弦楽三重奏＝ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための
6. はすのうてな〜三味線、ヴァイオリンとチェロのための
7. 影も溜らず〜ヴァイオリン独奏と8人の奏者のための
8. 柄と地、絵と余白、あるいは表と裏〜三味線独奏と7人の奏者のための

　マルコ・フージ（ヴァイオリン、ヴィオラ・ダモーレ：1,2,4）
　本條秀慈郎（三味線：3）
　淡座（5-8）

　録音：2019年、2023年
　輸入盤国内仕様（日本語解説＆日本語曲目表記オビ付き）
　解説：白石美雪、マルコ・フージ（日本語訳：合屋正虎）