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絵本窓ぎわのトットちゃん1・2巻セット

Kuroyanagi Tetsuko

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062189057
ISBN 10 : 4062189054
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

トットちゃんは、小学校一年なのに、学校を退学になった。一年生で! 黒柳徹子の自伝的大ベストセラーを低学年向け絵本に再編集。

 戦後最高のベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』が絵本になりました。
 この本は、トットちゃんが小学校1年生で学校を退学になるところから始まる、黒柳徹子さんの自伝的物語です。
 入学早々いろいろと問題を起こすトットちゃん。担任の先生に呼ばれたママは「よその学校にお連れください!」と言われてしまいます。ママが新しい学校を一生懸命探した結果、「トットちゃんが気に入ったので」通うことになったのは、自由が丘のトモエ学園でした。電車を教室に使ったり、授業は好きな科目から勉強したり、昼休みは校長先生を奪い合って話を聞いてもらったり、とにかく何もかもがユニークな学校で、トットちゃんは情操豊かに、たくましく育っていきます。
 学校にはそれぞれ自分の木があって、病弱な泰明ちゃんを、必死で自分の木に登らせ”ご招待”したこと、しかし彼は、やがて病気が悪くなって死んでしまったこと、障害のある高橋君が勝てるようなプログラムができていた運動会のことなど、子どものトットちゃんの心に刻まれたその時その時が、鮮やかに描かれていきます。
 やがて戦争がトモエに、トットちゃんの生活にも影を落とします。学校の小使いさん(用務員さん)の良ちゃんが出征し、大岡山のキャラメルの自動販売機からキャラメルが出なくなり、パパがヴァイオリンで軍歌を弾きに行くか悩み、そして、とうとうトモエは空襲で焼けてしまうのです。
 黒柳さん自身が退学の事実を知ったのは、成人してからだそうです。そんなことは全然知らなかったトットちゃんは、どんなことを考えて、どんなことを感じて、毎日を思いっきり暮らしていたか、同じ年齢の子どもたちに、ぜひ読んでほしいと思います。
 子どもが扱いやすいよう、2巻に分け、すべての漢字にふりがなをつけました。いわさきちひろのイラストが100点以上、第2巻には黒柳さんの新しい原稿も収録されています。「最後まで、トモエが焼けてしまうところまで読んでほしい」という黒柳さんのご希望で、セットのみの販売です。
 2015年は終戦70年。戦争のことを考えるよすがにもなる絵本です。

Trailer

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Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」と小林先生がいつも言ってくれていたことが素晴らしい。そして、また泣いてしまった(最近、涙もろくていけない)。

  • ケニオミ

    窓ぎわのトットちゃん。前から気になっていたんだけど、今まで読む機会がありませんでした。今回箱に入り、帯までついた絵本になった本を偶然図書館で見つけ、愛おしむように持って帰りました。教育の原点は子供たちの人格の肯定であることがよく分かる絵本でした。「君は、ほんとうはいい子なんだよ。」とことあるたびに言われていたら、自分に自信が持てるし、悪いことなんてしなくなりますよね。自由が丘にかつてあったトモエ学園。小学校の校長小林宗作先生に教わった子供たちは恵まれていたでしょうね。羨ましい気持ちでいっぱいになりました。

  • kanata

    トモエ学園に入ったトットちゃんの生き生きとした姿にママはほっとしたことだろう。この子は落ち着きのない子じゃなくて、いい子なんだよと認めてくれた小林校長。男の子なら徹だったからトットちゃんと聞くと落ち着くというエピソードに、子どもの耳は魔法がかかっているのかなと感じた。ちひろの生前、直接の交流はなかったのに、面白いぐらい、ちひろの絵があっている。

  • ochatomo

    映画を見て読み返したくなり、まずこちらで復習 あとがきがよかった 『せめて、この絵本を読んでくださったみなさんは、“いっしょにやっていこうね。”と、おっしゃった小林先生の考えを、忘れないで、うけついでいってください。おねがいします。そうすれば、トットちゃんも、とても、うれしいと思うでしょう。読んでくださって、ありがとう。』 2014刊

  • おはぎ

    子どもにとって、周囲の大人の影響力がどれだけ大きいかをひしひしと実感させられた。周囲の大人というと、おもに保護者(多くは親)と学校の先生。トットちゃんはその両方に恵まれ、ほんとうに幸せなのだと思う。小林校長先生はもちろんのこと、すべてを温かく包み込むお母さん、自分にとって大切なヴァイオリンを守り抜いたお父さんも素敵な大人たちだ。いわさきちひろさんのイラストレーションは、水彩特有の淡いけれども芯のある色づかいやにじみがトットちゃんの物語にぴったりだった。

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