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トットちゃんとソウくんの戦争

Kuroyanagi Tetsuko

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062199940
ISBN 10 : 4062199947
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦争は、何も知らない子どもの心まで深く傷つける。そして、私たちはそのことを身に染みて知っている最後の世代だ。だからこそ、私たちの戦争体験を、平和のたいせつさを、私たちはこの本でしっかりと語っておきたいと思う。 ――黒柳徹子

僕と黒柳さんには大きな共通点がある。黒柳さんは生まれが東京、僕は彦根という違いはあるが、小学生時代はまるまる戦争と重なる。意味がよくわからぬまま「玉音放送」を聞いたことや、戦争が大嫌いという点も一緒である。 ――田原総一朗

戦争を知る最後の世代のふたりが語る戦争体験と平和への願い。大人も子どもも、みんなで読んで考えたい。

【著者紹介】
黒柳徹子 : 東京都生まれ。俳優、司会者、エッセイスト。東洋音楽学校声学科卒業後、NHK専属のテレビ女優第1号として活躍。1981年に刊行された『窓ぎわのトットちゃん』(講談社)は国内だけで800万部を超える戦後最大のベストセラーになり、世界35ヵ国で翻訳されている。『徹子の部屋』(テレビ朝日)の放送は1万回を超え、同一の司会者によるテレビ番組の最多放送記録を更新中。1984年よりユニセフ親善大使となり、のべ37ヵ国を訪問し、飢餓、戦争、病気などで苦しむ子どもたちを支える活動を続けている

田原総一朗 : 1934年、滋賀県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。岩波映画製作所、東京12チャンネル(現テレビ東京)を経てフリーに。以後、活字と放送の世界で精力的に活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しいたけ

    瑞々しい魂と弾けんばかりの行動力。人への優しい眼差し。凛とした勇気と矜恃。「トットちゃん」とはこれらの代名詞だ。話はトットちゃんと田原総一郎の戦争体験から、その後の世界の戦争や内紛、難民問題へと拡がる。戦地に赴く兵隊さんに日の丸の小旗を降る少女。お駄賃として配られるスルメにかぶりつく。スルメ欲しさにあちこち駆けつける。戦後少女は、兵隊を送り出した自分にも戦争責任があると思い至る。ユニセフ親善大使として世界を飛び回り、涙さえ出ない子どもを抱きしめる。「これが私の戦争責任のとり方」と繋げる。尊敬の念しかない。

  • ルピナスさん

    祖母はよく「平和が一番。お薬も栄養もちゃんと手に入る」と言い、冷静沈着な祖父は決して食べ物を残さなかった。戦争を経験していないが、戦争を経験した人達が良い生活をしたいと一生懸命頑張っている中で自分は育っているという実感があった。嘗て何が起こったのか知りたいと貪るように本も読んだ。今はどうだろう?我が子も、近隣諸国の事を考えたら防衛力を高めたいと言う。外交による交渉は聞く耳を持たない相手には綺麗事に過ぎないと。ムムム。こんな時勢だからこそ、黒柳さんと田原氏のメッセージをしっか受け止める事ができて良かった。

  • みさどん

    読んでよかったというのが一番の感想。黒柳さんの様々な体験と田原さんの分かりやすい解説で、開戦から終戦までの日本の動きに知らないことがたくさんあって驚いた。何より戦争をしてはならないという気持ちが強まった。終戦を知らされながらも自ら死んでいく特攻隊の人がいたり、終戦後もそのまま全滅する軍隊があったり、戦争体験談もあって、この本はもっともっと読まれなければならないと思う。戦後の人々の逞しさにも打たれる。

  • Aya Murakami

    年賀はがきがらみのパソコン打ち込み作業の合間に読み終わりました。 一番の戦争責任は無責任であるという言葉は重かった。自分も無責任にならないように選挙くらいはしぶしぶ行く様にします。

  • siori

    読みやすく当時の戦況や戦争の惨さを実感しました。また戦争を体験したお二人の言葉だからこそ絶対に戦争をしてはいけない、また平和でいるための努力や覚悟が必要だと感じた。黒柳さんのユニセフ親善大使としての活動感動しました。

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