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「小さきもの」の思想 文春学藝ライブラリー

Kunio Yanagida

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784168130113
ISBN 10 : 4168130118
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

柳田国男は詩人、官僚、ジャーナリスト、民俗学者と移動と試行錯誤を続けながら、生涯にわたって、資本と国家を乗り越える「来たるべき社会」を追究していた。その「可能性の中心」がくっきりと浮かび上がる、まったく新しいアンソロジー。

目次 : 第1章 文学と柳田国男/ 第2章 山の人生/ 第3章 島の人生/ 第4章 「大正デモクラシー」を担う/ 第5章 民俗学=史学の方法/ 第6章 日本の歴史/ 第7章 小さき者と言語/ 第8章 死者との交通

【著者紹介】
柳田国男 : 1875年、兵庫県生まれ。1900年、東京帝国大学法科大学政治科を卒業し、農商務省に入省。法制局参事官、宮内書記官、内閣書記官、貴族院書記官長などを歴任。日本民俗学の礎を築く厖大な研究を残し、その文業は民俗学にとどまらず、歴史学、文化人類学、宗教学、小説など、今もなお、多大な影響を与えている。62年没

柄谷行人 : 1941年、兵庫県生まれ。哲学者。69年、「“意識”と“自然”―漱石試論」でデビュー。文芸批評から出発しながらも、マルクス、カントなどを論じ、その枠に収まらない根源的思考を展開してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    社会主義の理想の実行さるる椎葉村(・点、67頁)。信州などはずいぶん急傾斜の山が桑畠になっており、明治から焼畑、切替畑のよほどの面積が常畠になった(120頁)。

  • roughfractus02

    『遊動論』の執筆時に編者は柳田のアンソロジーを依頼され、山人を捨てて常民へ焦点を移し、自身の韓国併合関与の隠蔽から南島に日本の起源を見たという著者への従来の批判を覆す一冊を編んだという。文学者から農政官僚へ、さらに国連委員から民俗学者へそのレッテルは変わるが、一貫して歩いて調査する対象は各地の習俗を物語る「小さきもの」だったと本書は教える。本書を読むと、帝国主義化する国家に抗するように、著者が小さなものに多様さを保持した小国家のビジョンを仄めかす時、狩猟採集民である山人の移動する共同体モデルが垣間見える。

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