Books

精選女性随筆集 向田邦子 文春文庫

Kuniko Mukouda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167921330
ISBN 10 : 4167921332
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

51歳の若さで急逝した、昭和を代表する脚本家であり、小説家の向田邦子。頑迷で威張り散らす苦労人の父の姿を温かくユーモラスに見つめる「父の詫び状」をはじめ、歯切れの良い文章で、日常の断片を切り取る。懐かしく胸に迫る、今もなお人気の高い随筆を小池真理子が読み込み、年代順に編んだ珠玉の一冊。

目次 : 第1部 一九七四〜七七年(テレビドラマの茶の間/ 寺内貫太郎の母/ 名附け親/ 字のない葉書/ 魚の目は泪/ ごはん/ 子供たちの夜/ 勝負服/ 女を斬るな狐を斬れ 男のやさしさ考/ ゆでたまご/ 父の詫び状)/ 第2部 一九七八〜七九年(隣りの神様/ 草津の犬/ マハシャイ・マミオ殿/ 中野のライオン/ 新宿のライオン/ 胸毛/ 青い目脂/ キャベツ猫/ 箸置/ ポロリ/ パセリ)/ 第3部 一九八〇〜八一年(襞/ お弁当/ 職員室 「食わらんか」/ 夜中の薔薇/ 反芻旅行/ 傷だらけの茄子/ きず/ 泣き虫/ ミンク/ ヒコーキ/ 桃太郎の責任/ お手本)

【著者紹介】
向田邦子 : 1929(昭和4)年、東京生まれ。実践女子専門学校国語科卒業。映画雑誌編集記者を経て放送作家になりラジオ・テレビで活躍。80年に初めての短篇小説「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞を受賞し作家活動に入ったが、81年8月航空機事故で急逝

小池真理子 : 1952(昭和27)年、東京生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年、「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。96年『恋』で第114回直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 「父の詫び状」「字のない葉書」といった有名処も収録された向田さんのエッセイ。いい話だな〜とは思うものの、怒鳴り殴り、深夜帰宅して寿司折に寝ていた子どもが手を付けないでいると庭に投げ捨てるとーちゃんのエピ見てるとやっぱり令和になってくれてよかったとなるのであった。私に八つ当たりすれば会社の人たちには八つ当たりしないで済むからって言う母上にも。しかし向田さんご本人の魅力がすごい。味のある方だなあと思う。もっとたくさんの作品を見たかったなあ。

  • いづむ

    若いころにも読んだ覚えのあるエッセイも、歳を重ねて再読するとまた違う感慨があります。違う時代を生き境遇も違うはずなのに、自分の奥底にある気持ちや記憶を指摘されたかのようにドキッとしたり、今になって家族や周りの様々な人から受けた恩や情愛に気づいていたたまれなくなったりします。昭和の光も陰もなんだかとても懐かしい。

  • 真琴

    向田邦子の文章に触れると「よし、今日もしゃんと生きよう!」と力が湧く。本当に向田さん、ありがとう。本書から外れますが、角田光代さんが文、西加奈子さんが絵を添えた絵本『字のないはがき』(小学館)をまた読みたくなった。

  • yumani

    20代の頃、実家の2階の私の部屋は目の前にある小学校の校庭に面していた。ある日小学生の女の子二人が息を切らして家を訪ねてきて「外国人のオバケの女が見えた」と言う。あっ!窓辺に干した高さ1mはある筒状のゴミ箱のイラストはサイケデリックな女性(爆!)。ある筈のないものをそこに見た?…それが窓辺のライオン!記憶は塗り替えられても確固たるものとして残る。『思い出トランプ』を思い出す。喩えではなく本当に居たライオン!串田孫一も見ていたというのが愉快。アップするツールがなかった時代、都市伝説の真は如何に♪

  • キー

    51歳の若さで急逝した、昭和を代表する脚本家であり、小説家の向田邦子。頑迷で威張り散らす苦労人の父の姿を温かくユーモラスに見つめる「父の詫び状」をはじめ、歯切れの良い文章で、日常の断片を切り取る。懐かしく胸に迫る、今もなお人気の高い随筆を小池真理子が読み込み、年代順に編んだ珠玉の一冊。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items