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流星ひとつ

Koutaro Sawaki

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103275169
ISBN 10 : 4103275162
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

流星のように消え去った、藤圭子の「真実」とは――。奇跡のノンフィクション、緊急刊行!


「何もなかった、あたしの頂上には何もなかった」――1979年秋。歌を捨てる決意をした美しき歌姫・藤圭子に、沢木耕太郎がインタヴューを試みた。その肉声は、聞き手と語り手の「会話」だけで紡がれる、まったく新しいノンフィクションに結実した。だが――。一度は封印された作品が、33年の時を隔てていま、新たによみがえる。


目次
一杯目の火酒
二杯目の火酒
三杯目の火酒
四杯目の火酒
五杯目の火酒
六杯目の火酒
七杯目の火酒
最後の火酒
後記


沢木耕太郎/サワキ・コウタロウ
1947(昭和22)年、東京生れ。横浜国大卒業。ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。『若き実力者たち』『敗れざる者たち』等を発表した後、1979年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年に『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、1985年に『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。1986年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、1993年(平成5年)、JTB紀行文学賞を受賞した。ノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995年には檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表し、2000年に初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行。2006年には『凍』で講談社ノンフィクション賞を受賞した。ノンフィクション分野の仕事の集大成として「沢木耕太郎ノンフィクション」が刊行されている。


Customer Reviews

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あの沢木耕太郎の唯一の未発表作品があの藤...

投稿日:2021/04/17 (土)

あの沢木耕太郎の唯一の未発表作品があの藤圭子のインタビュー集だったことにまず驚いた! しかも、あの深夜特急には書かれていないエピローグのパリの空港で二人は出会っているのだ! 藤圭子という傑物よりも、沢木さんの幸運に刮目する。 最初は沢尻エリカ並に「別に」を連発する藤圭子がだんだん沢木さんに心を開き始める、即ち、この二人は付き合ってるんだろうなというのがわかってしまうのがなんとも微笑ましい。 前夫の前川清を悪く言わないところや、納得のいかないものであればNHKにすら媚びない姿勢は格好いい。 あと、個人的には宇崎さんは好きなのに、阿木燿子が苦手な理由がなんとなくわかったのは収穫だった。

boggie999 さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遥かなる想い

    2013年自ら命を絶った 藤圭子を沢木耕太郎が描く。今では、時代の歌姫というよりも、 宇多田ヒカルの母として 知られる藤圭子…この本は 30年前以上の藤圭子との インタビューをまとめた ものである。 ひたすら藤圭子との会話で その人生を伝えようという この試みはノンフィクションにおける 沢木耕太郎の試みなのかも しれない。突然甦る藤圭子…ノンフィクションの 醍醐味である。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火

    15歳の宇多田ヒカルさん『Automatic』デビューに衝撃を受けた方は多いはず。そして私と同年代の方なら藤圭子さんの娘ということに驚いたはず。精神を病み自死してしまった藤圭子さん。28歳で歌手引退間際の1979年-36年前の沢木耕太郎さんによる地の文皆無・インタビューの会話だけのノンフィクション。沢木さんが初めて藤圭子さんと出逢ったのが『深夜特急』の旅の終わり。パリから日本行の飛行機を待つオルリー空港というのも奇縁。確かに『深夜特急』でモグリのチケット屋から他人名義(しかも女性名)の超格安チケット→続

  • いつでも母さん

    読友さんのレビューに誘われての1冊。ほぼ同世代。デビューの時から綺麗な顔に人を惹きつける歌声!そして、その雰囲気は他に類も無く新鮮だった。衝撃的な死・・だが、そんなオーラをまとっていたのかもと、この本を読んで感じた。今も甦る『女のブルース』好きだったな!沢木さんとフランスの空港で出会っていた事に何か運命というか、出会うべくしてというのを感じられた。それにつけても、前川清さん!私も好きな方ですが良い漢だ〜!『藤圭子』いつまでも記憶に残る女性です。あちらでは好きな歌だけ歌っていて欲しい。ー合掌ー

  • 紫陽花

    最近、世間はコロナ一色ですが、私は仕事が忙しく、なかなか本を読む時間がありません。また、図書館は休み、本屋も営業自粛のところが多く、本を調達するのも難しいです。 さて、これは藤圭子さんに対するインタビューの本。藤圭子さんといえば、宇多田ヒカルさんの母。私の世代からすると藤さんは前の世代、宇多田さんは後の世代というところです。藤さんの仕事、私生活に関する考え方が赤裸々に描かれています。読みやすく、インタビュー形式の本もたまにはいいかなと思いました。

  • うわじまお

    藤圭子さんとのインタビュー録。藤さんのこと、名前とヒット曲、宇多田ヒカルの母親だというくらいしか知らなかったのですが、彼女の人となりがよく理解できました。沢木さんが挑んだこの構成形式、すごいですね。「」と「」の会話だけで成立させるという。とても面白かった!!

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