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波の音が消えるまで上巻

Koutaro Sawaki

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103275176
ISBN 10 : 4103275170
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2014
Japan

Content Description

1997年6月30日。香港返還の前日に立ち寄ったマカオで、28歳の伊津航平は博打(バカラ)の熱に浮かされる。「運命」に抗うかのように、偶然の中に必然を見出そうとする航平。失われた「世界」を取り戻すために――。あのマカオが舞台、初の長編エンターテインメント小説!

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沢木耕太郎氏の作品はすべて読んでいるファ...

投稿日:2014/12/17 (水)

沢木耕太郎氏の作品はすべて読んでいるファンで、どちらかといえばノンフィクション、エッセイが好きですが、今回の小説はテンポよく、読み出すと止まらなくなり、上・下巻一気に読了しました。氏のバカラ好きは前から知ってましたが、この大作に化けるとは恐れ入りました。極上のエンタテイメント小説としてお薦めです!!

ゼンチャン さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • marco

    「対岸の美しいネオンを映してゆらゆらと揺れている水面を見つめながら、そろそろ香港を出発しようかな、と思った」とノンフィクション『深夜特急 』「賽の踊り」で綴った26歳の沢木青年。そして、彼は乗合バスを乗り継いでユーラシア大陸の旅を続ける。『波の音が消えるまで』は登場人物も時代設定も異なるフィクションだが、「もしも」沢木青年がそのまま香港、そして、マカオにとどまっていたらあり得たかもしれない、と思わせる物語。ギャンブルに淫した酔狂な沢木耕太郎でしか辿りつけなかった到達点が、そこにある。

  • Tsuyoshi

    サーフィン好きのカメラマンの男がたまたま行ったマカオのカジノでバカラに魅了され、道を極める求道者のようにバカラの世界に堕ちていく話。臨場感たっぷりの描写はもちろん、バカラだけに限らず出会った人々とのスリリングな展開も面白い。

  • starbro

    処女小説ながら流石の沢木耕太郎450P超を一気に読ませます。トータルの感想は下巻の後で!

  • fwhd8325

    沢木さんの初の小説。いよいよ、私の平成棚卸しも最後になってきました。なかなか、物語の魅力の波をつかむことができないまま、白川道さんの小説を思い浮かべたりしていました。元々、博打にはあまり興味がないこともあるかもしれません。それでも、主人公がバカラにのめり込むように、その本質がわかるのか、次第に前のめりになっていくのがわかるようになっていました。物語が動き始めたのでしょう。さあ、下巻に入ります。

  • のり

    バリ島から香港経由で帰国するはずが、香港返還前日でホテル満室の為にマカオに移動。それが運命だったのか、ホテルに隣接されたカジノでバカラに魅了されてしまった伊津航平。サーファーで元カメラマンの過去をもち、配慮と観察眼に長けた航平だが、今までギャンブルとは無縁だった。バカラは丁半賭博に似た感じだが、賭けるまでの心理思惑等、奥深い。マカオで知り合った李蘭と劉さん。二人の過去も謎に包まれながらも、助け助けられで密接になっていく。秘密解明を楽しみに下巻へ。そう言えば日本のカジノ設立は流れたのかな?

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