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スピンクの壺 講談社文庫

Kou Machida

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062937061
ISBN 10 : 4062937069
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan

Content Description

こんにちは。スピンクです。主人は、なにをやっても失敗ばかり。側庭を芝でいい感じにしたい、新しい洗濯機を買いたい、一見簡単なプロジェクトが泥沼化します。一方、私は店を始めました。生後四ヵ月で保護されたプードルのスピンクが綴る日記。作家である主人・ポチとの穏やかな日々の幸福。

目次 : ポチの言挙/ 避桜などと言って/ 五歳になりましたぜ/ 犬の道/ ポチの道/ シードの人生観/ ある春の日の/ ポチの雑談・人生訓/ 洗濁/洗濯から恐慌へ/ ポチの人情論/ 買えない理由/ 日々のうずくまり/ 秋冬のファッションと誤り/ 多忙なんですよ。足袋でもはこうかな。/ ポチの練習・シードの光の智慧/ ポチの蹉跌・ぼくらの普通の智慧/ 犬のSNS・ヒトのDNA/ イラチ/ ポチのターヘル・アナトミア

【著者紹介】
町田康 : 作家・パンク歌手。1962年大阪府生まれ。高校時代からバンド活動を始め、伝説的なパンクバンド「INU」を結成、’81年に『メシ喰うな!』でレコードデビュー。’92年に処女詩集『供花』刊行。’96年に発表した処女小説「くっすん大黒」で野間文芸新人賞、ドゥマゴ文学賞を受賞。2000年「きれぎれ」で芥川賞、’01年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、’02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、’05年『告白』で谷崎潤一郎賞、’08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ユメ

    今回、スピンクの目から見た主人ポチは、いつもにも増して失敗ばかりしている。側庭に情趣を取り入れようとしてはうまくいかず、新しい洗濯機を買おうとしてはうまくいかず、詩の朗読で受けようとしてはうまくいかず。そんなポチをスピンクは笑い者にしつつ、「生きていればそれでいいじゃないか」と言う。今日も楽しい町田家に、私はとても元気をもらった。ありがとう、スピンク。自分の失敗も、犬たちと読者に笑いを提供していると思えば昇華できるじゃないか、ポチこと町田さんがそんな風に前向きさを捻り出すのが見えた気がした。

  • ハナコ

    元気なスピンクに、優しいキューティー、賢いシードたちとともに、今日も奮闘するポチ(町田さん)。庭の模様替えにくじけ、洗濯機故障につまずき、ああやこうやして、なんとか生きてらっしゃるご様子。あまりに可哀想なとき、スピンクは、耳をなめてやりたい、と、なんとも心優しいのです。町田家には猫さん達もいらっしゃるようですが、とにかくポチ(町田さん)はみんなを守ってるのか守られてるのか、いやいや支えあってこそ家族でげしょうよ、といった楽しく時々哀しくつまりはあきゃきゃきゃと面白いエッセイ(スピンクによる)です。

  • ブーボ

    町田康氏は、猫だけじゃなく犬にもかまけているではないか!っと、本屋で手に取りそのままレジへ。 スタンダードプードルのスピンク著の設定本。どうやら第三弾らしい。なんだかいつも順番めちゃくちゃで読んでしまう癖がある。 猫エッセイもそうだけど、奥様の美微(ビビって読むのかな?)さんとのやりとりが楽しい。そして、町田康氏(ポチ)がとてもかわいいです。 楽しい本。

  • mizuha

    三冊目から読んでしまいましたが、no problem。私の中で、町田さんと言えば''猫の人''でしたが、ワンコたちにもこんなに愛情深いなんて以外な発見!しかも前世は犬でしたか(^^)ちょっぴり考えさせられる事があったとしても、基本一緒に居られる事が、嬉しくて楽しくて幸せってことが溢れ出している。こんなに素敵な本を書くスピンクが旅立ってしまって、キューティもシードも、寂しいだろうね。

  • 小豆姫

    うわんきゃんきゃん。ますますスピンク節炸裂でくだらなさもパワーアップ、んもー、たまらんわい。だけど、けらけら笑いながらもじんわり温かく切なくなる。そうそう、犬ってそう。ひたっと真っ直ぐ飼い主だけを見つめて生きてるんだよなあ。どの子も、愛ある飼い主のもとで、短い犬生を楽しくて幸せに過ごしてほしい。

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